【業績でみる株価】オロはクラウド型ERPなど展開、17年12月期減益予想だが3Q累計進捗率高水準で上振れ余地

2017年11月20日 12:17

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 オロ<3983>(東マ)は、クラウド型ERP(統合型基幹業務パッケージソフトウェア)の開発・販売、およびデジタルを基軸としたマーケティング支援を主力としている。12年12月期減益予想だが、第3四半期累計の進捗率が高水準であり、通期会社予想に上振れ余地がありそうだ。株価は戻り高値圏から反落したが、調整一巡感を強めている。

■ビジネスソリューションとコミュニケーションデザインを展開

 17年3月東証マザーズに新規上場した。クラウド型ERPで企業の業務改善・経営効率化を支援するビジネスソリューション事業、およびデジタルを基軸に企業のマーケティング活動を支援するコミュニケーションデザイン事業を展開している。

 知的サービス業に特化した主力の自社開発クラウド型ERP「ZAC Enterprise」は、広告・IT・コンサルティング業などに豊富な導入実績を誇り、稼働ライセンス数が10万を超えている。

■17年12月期減益予想だが3Q累計進捗率高水準で上振れ余地

 17年12月期連結業績予想は売上高が16年12月期比9.1%増の36億82百万円、営業利益が0.5%減の6億78百万円、経常利益が5.9%減の6億64百万円、純利益が0.2%減の4億60百万円としている

 11月14日発表した第3四半期累計(1~9月)連結業績は、売上高が前年同期比22.1%増の27億90百万円、営業利益が28.9%増の5億62百万円、経常利益が13.6%増の5億46百万円、純利益が10.8%増の3億50百万円だった。

 ビジネスソリューション事業は売上高が30.2%増収、営業利益が45.3%増益だった。新規顧客開拓が好調に推移し、増収効果で大幅増益だった。コミュニケーションデザイン事業は売上高が15.0%増収と順調だったが、営業利益が外注費の増加や特定案件における損失の影響で32.2%減益だった。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が75.8%、営業利益が82.9%、経常利益が82.2%、純利益が76.2%と高水準である。通期会社予想に上振れ余地がありそうだ。

■株価は調整一巡感

 株価は10月30日の戻り高値1949円から反落し、第3四半期累計の大幅増収増益に対してもややネガティブ反応の形となり、11月15日には1650円まで調整する場面があった。その後は切り返して調整一巡感を強めている。11月17日の終値は1755円で、今期予想連結PERは約30倍、時価総額は約146億円である。週足チャートで見ると26週移動平均線近辺の下ヒゲでサポートラインを確認した形だ。反発が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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