【注目銘柄】ドトール・日レスホールディングスは高値更新、18年2月期増収増益・増配予想で増額余地

2017年11月4日 18:17

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 ドトール・日レスホールディングス<2918>(東1)に注目したい。ドトールコーヒーと日本レストランシステムが経営統合した大手喫茶店チェーンである。18年2月期増収増益・増配予想である。そして増額余地がありそうだ。株価は配当増額修正や自己株式取得も好感して高値更新の展開だ。上値を試す展開が期待される。

■18年2月期増収増益・増配予想

 18年2月期連結業績予想は売上高が17年2月期比3.2%増の1310億円、営業利益が4.8%増の110億21百万円、経常利益が4.9%増の112億03百万円、純利益が3.3%増の62億47百万円としている。配当予想は10月13日に2円増額修正し、2円増配の年間32円(第2四半期末16円、期末16円)としている。

 第2四半期累計(3~8月)連結業績は、売上高が前年同期比5.1%増収、営業利益が7.3%増益、経常利益が7.9%増益、純利益が17.9%増益だった。ドトールコーヒーグループの既存店売上が好調に推移し、グループ全体43店舗の新規出店や、卸売事業の堅調推移も寄与した。

 日本レストランシステムグループは3.0%増収で8.3%減益だった。既存店売上は98.4%だったが、計画の98.0%を上回った。ドトールコーヒーグループは6.7%増収で19.9%増益だった。既存店売上が計画の101.0%を上回る101.5%と好調に推移した。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は、売上高が51.1%、営業利益が57.5%、経常利益が56.7%、純利益が64.5%と順調である。通期会社予想に増額余地がありそうだ。

 なお10月13日にTOB(公開買い付け)による自己株式取得を発表している。買い付け価格は2351円、取得株式総数の上限は360万100株、取得価額総額の上限は84億6383万5100円、取得期間は17年10月16日~17年12月22日である。

■株価は高値更新の展開、好業績評価して上値試す

 株価は配当増額修正や自己株式取得も好感して高値更新の展開だ。10月16日には2732円まで急伸し、その後も高値圏で堅調に推移している。週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインとなり、2400円近辺での中段保ち合いから上放れの形となった。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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