アップル、iPhone新モデルを発表 最上位機種は画面拡大・顔認証採用

2017年9月20日 06:04

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iPhone X(画像: アップルの発表資料より)

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  • iPhone 8 PlusとiPhone 8

 12日に開催した新製品発表会で米アップルは主力のスマートフォン「iPhone」の新モデル「X(テン)」と、現行モデルのランクアップとなる「8」「8プラス」を発表した。

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 新モデルiPhone「X」の記憶容量は64ギガバイトと256ギガバイトの2種類となり、価格は999ドル(日本では11万2800円)から。10月27日に事前予約を開始し、11月3日に発売日となる。主な特徴は(1)ホームボタンをなくした。ディスプレーに有機ELを初めて採用し、本体の大きさは従来モデル「7」と同等であるが、端末下部にあったホームボタンをなくし画面サイズを4.7インチから5.8インチに拡大した。(2)顔認証採用。前面に搭載したセンサーで顔認証に対応する。画面のロック解除や「アップルペイ」など電子決済サービスに利用が可能となるうえ、カメラで捉えた実際の顔の動きとメッセージで使う顔文字を連動させることも可能。(3)背面カバーをガラス製にして無線充電に対応した。

 また、4.7インチ画面のモデルを「8」、5.5インチの大画面モデルを「8プラス」として販売する。現行の「7」「7プラス」に対応したランクアップとなるが、32ギガバイトのモデルを廃止し、記憶容量は最低でも64ギガバイトとしたため、価格は「8」が699ドル(日本では7万8800円)から、「8プラス」が799ドル(同8万9800円)からと現行モデルよりやや高くなる。9月15日に予約を開始し、22日に販売する。処理速度の向上やカメラ機能を高めたうえ、背面カバーをガラス製にして無線充電に対応した。拡張現実(AR)の処理性能も高めている。

 iPhone「X」の外見上の特徴的な変化は画面サイズの拡大である。ディスプレーを液晶から有機EL(OLED)に変更、ベゼルを無くして“全面スクリーン”とした。そして、本人認証を今までの指紋認証「Touch ID」から、顔認証「Face ID」へと変更したことで、ホームボタンが無くなった(因果関係の流れは、ベゼルを無くして画面を広くしたい→有機EL(OLED)の全面スクリーンと指紋認証の両立が、技術的に極めて難しい→指紋認証をやめて顔認証を採用した、となるか?)。本体のサイズを変えずに画面サイズを20%増やすために、「ドットプロジェクタ」「赤外線カメラ」「投光イルミネータ」から構成された「TrueDepthカメラ」をiPhone Xの上部に搭載した。画面を見つめつつ、画面の上を指で滑らせると認証が済むので、自然な動きで認証が終わり操作性は向上したと言える。

 アップルにとって誤算は、量産立ち上げが難航して発売が11月3日となることであろう。新しい驚きが少なくなってきたスマホだが、18年にはサムスン他からフォルダブルスマホ(有機ELのフレキシブルディスプレイを採用して、本体を折り畳むことができる。折り畳んだスマホを広げるとタブレットの感覚で使用できる。Lenovoのコンセプトモデルは5.5インチスマホがタブレットモードで7.8インチになると公表されている)の発売が確実視されている。 やや高めの価格帯が予想されているが、iPhone「X」の製品供給が遅れるとフォルダブルスマホとの比較が始まり、販売に水を差す可能性は充分である。スマホの進化からまだ目が離せない。(記事:矢牧滋夫・記事一覧を見る

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