概況からBRICsを知ろう~ロシア株式市場は4日ぶり反落、利益確定売りが優勢

2017年9月14日 14:11

印刷

記事提供元:フィスコ


*14:11JST 概況からBRICsを知ろう~ロシア株式市場は4日ぶり反落、利益確定売りが優勢
【ブラジル】ボベスパ指数 74787.57 +0.33%
13日のブラジル株式市場は3日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比249.02ポイント高(+0.33%)の74787.57で取引を終えた。75146.30まで上昇した後、一時74196.43まで下落した。

前半は弱含みの展開を示したが、その後は買い戻された。原油価格の続伸が支援材料となり、資源の一角に買いが継続した。また、米株式市場の上昇など外部環境の改善も好感された。一方、指数の上値は重い。最近の上昇で足元では高値警戒感が強まり、積極的に上値を追う勢いはみられなかった。

【ロシア】MICEX指数 2054.19 -0.22%

13日のロシア株式市場は4日ぶりに反落。主要指標のMICEX指数は前日比4.61ポイント安(-0.22%)の2054.19で取引を終了した。2072.96から2054.19まで下落した。


中盤に上値を追う展開を示したが、その後は売りに押された。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢となった。また、欧州連合(EU)による経済制裁の実施でロシアが過去3年間で計550億米ドル(約6兆764億円)の経済損失を被ったとの報告も嫌気された。一方、原油価格の続伸が指数をサポートした。

【インド】SENSEX指数 32186.41 +0.09%
13日のインドSENSEX指数はまちまち。前日比27.75ポイント高(+0.09%)の32186.41、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同13.75ポイント安(-0.14%)の10079.30で取引を終えた。

後半に上値を追う展開を示したが、終盤に上げ幅を縮小させた。前日の欧米市場の上昇が好感された。また、原油など商品価格の上昇も資源セクターの支援材料となった。

【中国本土】上海総合指数 3384.15 +0.14%
13日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比4.66ポイント高(+0.14%)の3384.15ポイントと3日続伸した。

景気期待が改めて強まった。連休の多い例年9~10月は「金九銀十」と呼ばれ、各種高額商品の販売が伸びる傾向にある。元高一服や高値警戒感などで指数は小安く推移する場面がみられたものの、終盤に入り買いの勢いが増した。上海総合指数は今月6日に付けた年初来高値(終値で3385.39ポイント)に接近して取引を終えている(終値は3384.15ポイント)。《NH》

関連記事