後場に注目すべき3つのポイント~日経平均は続伸、ここでのこう着は想定内

2017年9月1日 12:42

印刷

記事提供元:フィスコ


*12:42JST 後場に注目すべき3つのポイント~日経平均は続伸、ここでのこう着は想定内
1日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・日経平均は続伸、ここでのこう着は想定内
・ドル・円は110円02銭、伸び悩み、日本株の失速で
・プレミアムウォーターホールやプロシップがストップ高


■日経平均は続伸、ここでのこう着は想定内

日経平均は続伸。38.57円高の19684.81円(出来高概算7億7000万株)で前場の取引を終えている。8月31日の米国市場は、週間新規失業保険申請件数が予想より減少したほか、7月個人所得・支出が前月から改善したことが好感された。また、ムニューチン財務長官が税制改革法案の詳細を数週間以内に明らかにし、年内の法案成立に自信を示したことが材料視され、終日堅調推移となった。この流れを受け、日経平均は寄付き段階で19700円を回復して始まった。

ただ、米雇用統計などの重要な経済指標の発表を控えているほか、北朝鮮情勢への警戒も根強く、寄付きをほぼ高値圏に、その後はじりじりと上げ幅を縮めてきている。セクターでは空運、ゴム製品、倉庫運輸、その他製品、海運がしっかり。半面、電力ガス、水産農林、小売、非鉄金属、情報通信が小安い。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が若干上回っている。

日経平均は25日線を突破して始まると、その後は25日線を挟んでの攻防をみせている。いったんは強弱感が対立しやすい水準でもあるため、ここでのこう着は想定内といったところであろう。ただ、これまでのもち合いレンジ(19300-19550円)の上限を上回って推移しているほか、26週線を回復してきている。この水準を上回って終えることが出来れば、センチメントの改善につながりそうだ。

とはいえ週末要因から商いは手控えられるため、個人主体の中小型株などは、大引けにかけてのポジション調整の流れには注意しておきたいところである。もっとも、週末要因からのポジション調整も想定内であり、大きく調整をみせる場面では、押し目拾いのスタンスとなろう。

(株式部長・アナリスト 村瀬智一)


■ドル・円は110円02銭、伸び悩み、日本株の失速で

1日午前の東京外為市場で、ドル・円は伸び悩み。日本株が失速し、下げに転じるとの見方からドル買いは弱まった。

ドル・円は、今晩発表の米8月雇用統計を前に薄商いとなるなか、日経平均株価のプラス圏推移を手がかりに国内勢によるドル買いが観測された。その後、日本株の失速を受け、ドルは110円付近でもみあう展開に。

ランチタイムの日経平均先物はマイナス圏で推移しており、目先の日本株安継続が警戒され、リスク選好的なドル買い・円売りは弱まる見通し。ただ、米国市場が4日にレーバー・デーで休場となるため、取引は薄く極端な下げは想定しにくい。

12時30分時点のドル・円は110円02銭、ユーロ・円は130円97銭、ポンド・円は142円41銭、豪ドル・円は87円46銭で推移している。

(為替・債券アナリスト 吉池威)


■後場のチェック銘柄

・プレミアムウォーターホール<2588>やプロシップ<3763>がストップ高
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます


■経済指標・要人発言

・ムニューシン米財務長官
「コーンNEC委員長や議会と税制計画に関して取り組んでいる」
「税制改革計画は中間層減税や簡素化を含む」
「我々は年末までの税制改革案成立に向けた軌道上にある」
「競争力のある法人税率を目標に」
「法人税税率を15%まで引き下げへ」
「債務上限が引き上げられることに疑問はない」
「短期的なドル安、経済の違う部分でマイナス、プラス要因になる」


☆後場の注目スケジュール☆

<国内>
・特になし

<海外>
・14:00  印・製造業PMI(8月)    47.9《HT》

関連記事