大坂なおみが前年覇者ケルバーに快勝、テニス全米オープン

2017年8月30日 07:54

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 29日、テニスの全米オープン第2日がニューヨークで行われ大坂なおみが前年覇者のアンゲリク・ケルバー(ドイツ)に快勝し1回戦を突破した。世界ランク45位の大坂は同6位のケルバーに6-3、6-1のストレートで勝利する金星を挙げ、これがトップ10選手に初めての勝利となった。日本女子選手が4大大会で前年覇者に勝利したのは、1973年の沢松和子以来44年ぶりの快挙である。

 大坂は試合開始直後からケルバーと互角のストローク戦を繰り広げると、第1セット第8ゲームでブレークに成功する。ケルバーも続く第9ゲームでブレークポイントを2度つかむも大坂が粘り強くキープに成功し、そのまま6-3で第1セットを奪う。第2セットは大坂がいきなり第1ゲームをブレークすると流れは大坂に傾き6-1で奪う快勝となった。この日の大坂は得意のサーブポイントだけでなくストロークでもケルバーを圧倒し、22本のウィナーを奪いわずか1時間余りで前年覇者を撃破した。

 昨年の大会で大坂は3回戦で惜しくも逆転負けを喫しているだけに今大会は雪辱を期している。続く2回戦の相手は、世界ランク90位のD・アレルトバ(チェコ)と予選勝者のR・ピーターソン(スウェーデン)の勝者となる。

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