白熱のドッグファイト!「マクロスプラス MOVIE EDITION」

2017年8月28日 11:00

印刷

記事提供元:あにぶ

白熱のドッグファイト!「 マクロスプラス MOVIE EDITION 」

白熱のドッグファイト!「 マクロスプラス MOVIE EDITION 」[写真拡大]

記事提供元:アニメコラムサイト|あにぶ

 マクロスシリーズでも屈指の傑作にして、セル画アニメの最高峰ともいえる「マクロスプラス MOVIE EDITION」。日本アニメ界における最高峰の戦闘シーンを実現した伝説的なアニメです。

 私がDVDでこの作品を初めてみたとき、あまりにカッコよい戦闘シーンに感動し、そのまま2回連続で見てしまったくらいです!大迫力のドッグファイトでの戦闘シーンについてを中心に、「マクロスプラス MOVIE EDITION」の魅力について語っていきます!

■日本SFアニメの金字塔!「マクロス」シリーズ


 「マクロス」という言葉を、大抵の方は一度聞いたことはあるかと思います。「マクロス」は「超時空要塞マクロス」をはじめとする、日本のSFアニメのシリーズのことです。1982年に初作が公開されて以降、アイドル、三角関係の恋愛、異星人や未知の生命体との戦いなどを主軸としたドラマと、戦闘機からロボットに変形する可変戦闘機「バルキリー」などのメカによる「板野サーカス」と呼ばれる迫力の戦闘シーン描写により根強いファンを獲得し、「マクロス7」「マクロスプラス」「マクロスフロンティア」「マクロスデルタ」と35年以上が経った現在も作品が作られ続けています。

 「機動戦士ガンダム」「新世紀エヴァンゲリオン」などと並ぶ、日本を代表する一大SFアニメシリーズということができます。今回は、この作品の中でもとりわけ評価の高い「マクロスプラス MOVIE EDITION」について記載していきたいと思います。

■マクロスプラス MOVIE EDITION あらすじ


白熱のドッグファイト!「 マクロスプラス MOVIE EDITION 」
 舞台は、地球人類と異星人ゼントラーディ人の宇宙戦争「第一次星間大戦」の終結から30年後の2040年。人類初の移民惑星エデンのニューエドワース基地では、人類の軍隊「統合宇宙軍」の次期主力可変戦闘機の採用コンペティション「スーパー・ノヴァ計画」が行われていた。2機の試作戦闘機「YF-19」「YF-21」のテストパイロットは、かつて親友同士であったイサム・ダイソンとガルド・ゴア・ボーマン。

 幼馴染の二人は、新型機のテストを続ける中、しばしば敵意をむき出しにし火花を散らす。そして二人は、偶然にも幼なじみの音楽プロデューサー、ミュン・ファン・ローンと再会する。ミュンは音楽プロデューサーであり、絶大な人気を誇るバーチャルアイドル「シャロン・アップル」に深く関わっていた。物語の主軸は、イサム、ガルド、ミュンによる「三角関係」、そして、後半からはイサム、ミュン、シャロン・アップルによるもう一つの「三角関係」によって展開していく。

 「スーパー・ノヴァ計画」のテストを消化していく過程、そして「シャロン・アップル」がコンサートを行い、その裏で展開するある事件にイサム、ガルド、ミュンが巻き込まれていき、惑星エデンと地球を巻き込んだ壮大な航空戦へと発展していく。

■シリーズ恒例のドッグファイト、そして三角関係!


白熱のドッグファイト!「 マクロスプラス MOVIE EDITION 」
 何より見どころは、マクロスシリーズでも最高峰とされるドッグファイトです!2時間近いアニメの中の大半は戦闘シーンであり、その大迫力の描写は下手な海外のアクション映画にすらひけをとりません。

 同時期にテレビアニメで「マクロス7」がオンエアしており、マクロス7では人物の物語や歌を重視した作りにし、マクロスプラスでは人間関係要素はほどほどにしてメカの戦闘をがっつり描く、という河森正治総監督の戦略的な意図があったそうです。イサムが駆るYF-19戦闘機は保守的な設計ながらも、パイロットの技量によって複雑な運動をこなす戦闘機、ガルドが駆るYF-21戦闘機は脳神経による操縦や、飛行状態により自在に変化するウィング部など革新的な要素を含んだ戦闘機、と二人のキャラ付けに合わせて設定されており、対照的な性格の二人、対照的な設計の2機がとあることから衝突し、ライバルとして壮大な戦闘を繰り広げ、行きつく間もないドッグファイトを繰り広げます。

 ロボットのぶつかり合いによる格闘戦が多い「ガンダム」や「エヴァンゲリオン」に比べ、航空機として素早く空を飛び、ロボットに変形して複雑な運動をこなす、という役割分担がされていてより現実的な描写が多く、メカとしての説得力は抜群です。特にYF-19はそのスマートなルックスから今でもファンが根強くいます。

 5秒弱の間に116コマを使用した、アニメ作画史上屈指のクライマックスの「伝説の5秒」をはじめ、肉眼で捉えること自体が難しいくらいの緻密で機動的な戦闘描写は絶対に一見の価値ありです!これを見ずして日本のロボットアニメは語れないといっていいでしょう。

 「マクロスプラス MOVIE EDITION」は映画版ということで、2時間弱で見られます。マクロスの大筋をあまり知らなくても楽しく見られるので、ぜひ見てみて下さい!視聴が終わったあとには、なんともいえない浮遊感があなたを包んでいるはずです!

タイトル
マクロスプラス MOVIE EDITION

監督
河森正治(スタジオぬえ)

放送期間
1995年10月7日

主な声優
イサム・ダイソン(山崎たくみ)、ガルド・ゴア・ボーマン(石塚運昇)、ミュン・ファン・ローン(深見梨加)

製作会社
バンダイビジュアル、ビックウエスト、ヒーロー、毎日放送、小学館

その他の情報
http://www.macross.co.jp/

 マクロスシリーズ最新作 『 マクロスΔ 』の注目ポイントを徹底レビュー!!

(あにぶ編集部/あにぶ編集部)

情報提供元:あにぶは、アニメのおたくな情報やアニメのニュースを初め、アニメのコラムなどを配信しているアニメコラムサイトです。

■関連記事
『 ドラゴンボールZ 』イケメン・脳筋宇宙レスラー・スピード系電撃爬虫類で構成! 精鋭集団クウラ機甲戦隊とは!?
【あにぶ座談会】第1回『ロボットアニメ&2014年夏アニメ』の巻-その1
アニソンだけじゃない!アニメのおすすめサントラ10選

関連キーワード

関連記事