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ヤフー、ゲーム会社52社参加の新しいゲームサービスを開始
ヤフーが新しいゲームサービス「ゲームプラス」を発表。アップルとグーグルが独占しているスマホゲームのプラットフォーム業界に風穴を開けることができるのか?[写真拡大]
ヤフー<4689>が新しいゲームサービスとして、HTML5とクラウド技術を利用のブラウザ型ゲームの新システム「ゲームプラス」を発表。既にゲーム会社52社が参加を表明しており、39タイトルの利用が可能となっている。
【こちらも】ヤフー、ブラウザから利用できるクラウドゲーム開始、FF10やFF13など
「ゲームプラス」では主にスマートフォン(スマホ)での利用を想定している。スマホゲームはアップル及びグーグルからアプリをダウンロードして楽しむスタイルが普及しているが、ゲーム会社側としては、手数料が高いという点、ゲームの審査に時間がかかりタイムリーにタイトルが投入できない、との不満がかねてより存在していた。
今回ヤフーが行う「ゲームプラス」では、ゲーム会社側の支払う手数料はアップル及びグーグルの手数料以下に抑えられており、またタイトル投入も審査が無いためゲーム会社がタイムリーに投入可能となっている。
一方、ユーザー側としては、これまでの大半のスマホゲームはダウンロードの必要があったが、ブラウザ型ゲームはダウンロードの必要がないため、ブラウザからすぐにストレスなくゲームを楽しむことができる。
ブラウザ型ゲームは、スマホ普及の前に韓国でブームとなった経緯がある。しかしながらダウンロードしない形のゲームでは、複雑なゲームの提供ができず、簡単なゲームの提供にとどまった結果、スマホ普及とともにブームも下火となってしまった。今回、HTML5及びクラウド技術を利用することで、ブラウザ型ゲームにおいても、アプリ並みの表現力を持つゲームの提供が可能となり、ブラウザ型ゲームは「ゲームプラス」の誕生で新しい時代を迎えることにもなる。
スマホゲームのプラットフォームは、グーグルとアップル2社の独壇場となっている。ヤフーはこれまでゲーム事業の強化はDeNA<2432>と提携を行う等、力を入れてきた経緯はあるものの、ゲーム業界における存在感はグーグル及びアップルの足元にも及ばない。ヤフーの新サービス「ゲームプラス」は、2社が独占しているスマホゲームのプラットフォーム業界に風穴を開けることができるのか?今後の展開に注目したい。(編集担当:久保田雄城)
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・2015年度の国内スマホゲーム市場規模は前年度比3.4%増の9,250億円と堅調に推移
※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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