日本高純度化学は第1四半期の大幅増益など好感され大幅続伸

2017年7月25日 12:14

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■スマートフォン向けの半導体や電子部品などの金めっき薬品が好調

 日本高純度化学<4973>(東1)は25日の前場、10%高の2845円(269円高)まで上げた後も2800円台で推移し、大幅続伸となっている。24日の取引終了後に第1四半期(4~6月)決算を発表し、売上高が前年同期比32%増加し、営業利益は同67%増加したことなどが好感されている。

 発表によると、スマートフォン向けの半導体や電子部品の需要が引き続き順調に推移したため、同社の主事業であるマザーボード用金めっき薬品、マイクロコネクター用硬質金めっき薬品が好調に推移し、スマートフォンに留まらず、中国向けスマートフォンの旺盛な需要にも支えられて好調に推移した。また、実装部品向けのリードフレーム用パラジウムめっき薬品も好調に推移した。これらの主要薬品の需要回復に伴い、一昨年同期と同等の水準まで業績が回復した。    3月通期の業績見通しは据え置き、営業利益は前期比4.4%増の9.4億円、純利益は同1.9%増の7.3億円、予想1株利益は127円08銭。市場には、この予想を上ぶれる展開を想定する向きが少なくないようだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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