【注目銘柄】ベクトルは調整一巡して上値試す、18年2月期第1四半期大幅増収増益、通期も大幅増収増益予想

2017年7月24日 12:15

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 ベクトル<6058>(東1)に注目したい。SNSなどネット媒体を得意とするPR会社である。ニュースリリース配信事業や投資事業も展開している。18年2月期第1四半期は大幅増収増益だった。通期も大幅増収増益予想である。株価は6月の上場来高値から一旦反落したが、調整が一巡し、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

■18年2月期第1四半期は大幅増収増益、通期も大幅増収増益予想

 18年2月期第1四半期(3月~5月)連結業績は売上高が前年同期比52.4%増の43億99百万円、営業利益が同38.3%増の5億75百万円、経常利益が同72.1%増の6億01百万円、純利益が同76.9%増の3億26百万円だった。

 PR事業が24.5%増収、ニュースリリース事業が24.5%増収、ビデオリリース配信事業が39.9%増収と好調に推移した。新規事業を含めて国内の全ての事業会社が黒字化し、過去最高の売上高・利益となった。

 通期の連結業績予想は、売上高が17年2月期比61.8%増の215億円、営業利益が同36.0%増の30億円、経常利益が同36.8%増の30億円、純利益が同42.2%増の18億円としている。

 通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高20.5%、営業利益19.2%、経常利益20.0%、純利益18.1%とやや低水準の形だが、期初時点で下期偏重の計画のためネガティブ要因とはならない。通期ベースでも好業績が期待される。

■株価は調整一巡して上値試す

 株価は6月の上場来高値1972円から利益確定売りで一旦反落したが、1600円近辺から切り返している。週足チャートで見るとサポートラインの13週移動平均線近辺から切り返した。調整が一巡し、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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