ホンダ、10世代目となる新型「アコード」北米仕様を発表

2017年7月18日 15:30

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記事提供元:エコノミックニュース

ホンダが発表した北米向けの新型アコード。詳細なスペックは不明だが、パワーユニットは、スポーツハイブリッドを含めて3種のラインアップ

ホンダが発表した北米向けの新型アコード。詳細なスペックは不明だが、パワーユニットは、スポーツハイブリッドを含めて3種のラインアップ[写真拡大]

 ホンダが、北米でこの秋に発売を予定している新型「アコード」を発表した。北米仕様10代目となる新型アコードは、デザイン・パッケージング・走行性能を刷新し、最新のコネクティビティと安全運転支援技術を搭載した新世代のミッドサイズセダンを目指して開発された。

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エクステリアは、従来モデルよりも約0.4インチ幅広く、約0.6インチ低くなったワイド&ローのプロポーションに加え、切り詰められたフロントオーバーハングや、低められたボンネットの採用などにより、スポーティでプレミアム感のあるデザインを実現した。

 インテリアは、ホイールベースの延長により2インチ拡大されたクラス最大級の後席足元スペースや、快適で広々した車内空間とソフトタッチ素材などによる高品質・高質感ある室内空間となった。

 従来モデルよりも20%スリム化したフロントピラーと低いボンネットによる開放感のある、圧迫感を感じさせない広々とした前方視界によりミッドサイズクラスを超えた運転席となった。

 全グレードに7インチTFT液晶メーターを採用。上級グレードには6インチのヘッドアップディスプレイと、ワイヤレス携帯端末充電器、NFC(近距離無線通信規格)、車内4G LTE Wi-Fiなど先進のコネクティビティ技術を搭載した。

 パワートレーンは、1.5リッターと2リッターの直列4気筒DOHC直噴ターボエンジンに加え、第3世代のハイブリッドシステム「SPORT HYBRID(スポーツハイブリッド)i-MMD」をラインアップする。

 最高出力192hpを発生する1.5リッター直噴ターボエンジンは、CVTとの組み合わせで従来の2.4リッター自然吸気エンジンに比べ出力を向上しながら燃費性能の向上も実現した。

 また、2リッター直噴ターボエンジンには独自に開発した10速オートマチックトランスミッションを組み合わせ、高い静粛性と燃費性能、同社の3.5リッターV型6気筒エンジンを凌駕するトルクを備えた次世代のパワートレーンとなったという。

 1.5リッター車、2リッター車のSport(スポーツ)グレードには、6速マニュアルトランスミッションを用意したのも特異だ。

 ハイブリッドシステムは、よりコンパクトになったインテリジェント・パワー・ユニット(IPU)を後席フロア下に搭載することで、ガソリン車と変わらないトランクスペースと6:4の後席分割可倒機構搭載を実現している。

 さらに、安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダセンシング)」を全グレードに標準装備し、先進の予防安全技術を提供。北米仕様の新型アコードは、ハイブリッドを含め、全て米国・オハイオ州メアリズビル工場で生産する。(編集担当:吉田恒)

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