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AIの普及が今後人類に及ぼす影響はまだ未知の部分が圧倒的に多いが、そのすべてが良い影響ばかりであると考えるのは楽観に過ぎるかもしれない。(画像:いらすとや)[写真拡大]
ジャストシステム社が行った調査で、「AIに自分の仕事を奪われる」と考えている人の割合は50代以上においては約18%であるが、10代においては実に46%に上ることが分かった。
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この調査は、マーケティングリサーチ情報サイト「Marketing Research Camp(マーケティング・リサーチ・キャンプ)」において、ネットリサーチサービス「Fastask」を利用して実施された、『人工知能(AI)&ロボット 月次定点調査(2017年6月度)』。15歳~69歳の男女1,100名を対象に行われたものである。
調査項目は多岐に渡るものだが、人工知能の発達によって暮らしの利便性が向上する可能性についてどう考えるか、という設問に対しても、興味深い結果が出ている。「とても期待している」と答えた人の割合が最も多いのは10代、24.0%なのだが、40代までは年齢に比例して低下し、40代においては13.5%。しかしその先でV字回復し、50代では15.0%が、60代では16.5%が、AIにとても期待していると答えているのだ。
しかし、具体的に人々がAIにどのような場面でのどのような活躍を望み、また想定しているのかというと、これが難しい。ある特定の職業で、「全面的にAIに置き換わって欲しい」という回答を多く得ているものは、ほとんどないのだ(大半の職業・回答者年齢層において1割以下)。例外的に顕著に高いものとして「医療事務」23.6%というのがある程度である。
おそらくは数十年単位の超長期的予測においてAIが仕事を奪うのではないかという漠然とした感覚はあるが、具体的にどの領域でどのようにAIが活動するようになるのか、となると、まだビジョンが見えない。それが、多くの人の現状での実感ということなのだろうか。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る)
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