日米の注目経済指標:6月米コアCPIは5月実績と同水準にとどまる見込み

2017年7月8日 14:59

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記事提供元:フィスコ


*14:59JST 日米の注目経済指標:6月米コアCPIは5月実績と同水準にとどまる見込み
7月10日-14日に発表される主要経済指標の見通しについては以下の通り。

■14日(金)午後9時30分発表予定
○(米)6月小売売上高-予想は前月比+0.1%
参考となる5月実績は前月比-0.3%で2016年1月以来の大きな落ち込みとなった。自動車の購入やその他の裁量支出が減少した。6月については、日用品や自動車購入への支出額はやや増えるとみられており、その他の裁量支出は若干増加する可能性があることから、市場予想は妥当な水準か。

■14日(金)午後9時30分発表予定
○(米)6月消費者物価コア指数-予想は前年比+1.7%
参考となる5月実績は前年比+1.7%に鈍化した。衣料品や航空運賃は値下がり、居住費は上昇した。6月については居住費の上昇は予想されるが、他の項目はやや伸び悩むとみられており、上昇率は5月実績とほぼ同水準にとどまる見込み。

■14日(金)午後10時15分発表予定
○(米)6月鉱工業生産-予想は前月比+0.3%
参考となる5月実績は前月比0.0%。公益事業生産指数は+0.4%で伸び率は4月実績の+0.7%を下回った。自動車・同部品は2%低下。石油・ガス掘削は3.8%上昇した。6月については石油・ガス掘削の上昇や公益事業生産指数が5月実績を上回る可能性があることから、市場予想は妥当な水準か。

■14日(金)午後11時発表予定
○(米)7月ミシガン大学消費者信頼感指数速報-予想は95.0
参考となる6月確報値は95.1だった。家計が強い一方、米経済見通しはやや弱かった。7月については、個人消費見通しは6月時点と特に変わらないと予想されており、6月実績に近い水準になるとみられる。

その他の主な経済指標の発表予定は、10日(月):(日)5月経常収支、(日)5月機械受注、12日(水):(日)6月国内企業物価指数、13日(木):(米)6月生産者物価指数、14日(金):(米)5月企業在庫。《FA》

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