イヤホンで自律神経や血圧調整機能など体の状態測定へ

2017年5月14日 20:00

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記事提供元:エコノミックニュース

数年間盛り上がりを見せていたウェアラブルデバイス市場だが、昨年ごろからのその伸びが鈍っている。eMarketerのレポートでは、2015年から16年にかけての米国市場の成長予測に関して前年比60%以上とされていたものが同25%と大きく下方修正されているほか、IDCによれば16年第3四半期のウェアラブルデバイスの出荷台数が前年同期比で51.6%減少している。

数年間盛り上がりを見せていたウェアラブルデバイス市場だが、昨年ごろからのその伸びが鈍っている。eMarketerのレポートでは、2015年から16年にかけての米国市場の成長予測に関して前年比60%以上とされていたものが同25%と大きく下方修正されているほか、IDCによれば16年第3四半期のウェアラブルデバイスの出荷台数が前年同期比で51.6%減少している。[写真拡大]

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 数年間盛り上がりを見せていたウェアラブルデバイス市場だが、昨年ごろからのその伸びが鈍っている。eMarketerのレポートでは、2015年から16年にかけての米国市場の成長予測に関して前年比60%以上とされていたものが同25%と大きく下方修正されているほか、IDCによれば16年第3四半期のウェアラブルデバイスの出荷台数が前年同期比で51.6%減少している。ウェアラブルデバイス市場不調の要因のひとつに、活動量のトラッキングなどの基本的な機能が大半のウェアラブル機器のみならずスマホなどにも搭載されており、それ以外の高度な機能については利用価値が理解されていないという点がある。今後のウェアラブルデバイス需要のカギを握るのは、ユーザーが利用価値を実感できるセンサーの搭載だ。こうしたなか京セラは、皮下組織内の血流量を測定できる光学式センサーを開発した。

 同センサーをイヤホンなどのウェアラブルデバイスに搭載することで、自律神経や血圧の調整機能、熱中症や脱水症状などを可視化できる。レーザー光を皮膚に照射し、皮膚組織と血球からの散乱光をフォトダイオードで受光。その周波数スペクトルを解析することで、血流量を算出する。独自の実装技術で小型でありながら高感度を実現している。ウェアラブルデバイスの装着や操作を意識することなく、音楽を聴きながら体調やリラックス度、マッサージの効果に関する有益な生体指標がチェックできる。同センサーは18~19年には商用化する計画。

 富士キメラ総研のセンサー世界市場に関するレポートによれば、ウェアラブルデバイスへの搭載が増えそうなものは紫外線センサーや脈派センサーとなっている。また、脳波センサーがメンタルヘルスケアの普及による需要増加が見込まれるほか、糖尿病患者の増加により血糖値測定のグルコースセンサーの需要拡大が見込まれるとのこと。需要の見込まれるセンサーの小型化・好感度化により搭載できるデバイスおよび利用シーンの増加が期待され、ウェアラブルデバイスの利用価値の実感につながると考えられる。(編集担当:久保田雄城)

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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。

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