日経平均寄与度ランキング(大引け)~ 日経平均は大幅反落、ファナックとダイキンで約27円押し下げ

2017年4月6日 16:58

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記事提供元:フィスコ


*16:58JST 日経平均寄与度ランキング(大引け)~ 日経平均は大幅反落、ファナックとダイキンで約27円押し下げ
6日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり9銘柄、値下がり216銘柄、変わらずなしとなった。

日経平均は大幅反落。5日の米国市場では、3月ADP雇用統計が予想を大幅に上回ったものの、連邦公開市場委員会(FOMC)議事録を受けて金融引き締めへの警戒感が強まり、NYダウは41ドル安となった。円相場は1ドル=110円台前半から半ばとやや強含み、日経平均はこうした流れから106円安でスタートした。本日からの米中首脳会談を控え地政学リスクの高まりも意識され、寄り付き後は下げ幅を広げる展開となった。後場には一時18532.65円(前日比328.62円安)まで下落して年初来安値を更新した。

大引けの日経平均は前日比264.21円安の18597.06円となった。東証1部の売買高は20億6830万株、売買代金は2兆4589億円だった。業種別では、鉄鋼、電気・ガス業、海運業、水産・農林業、証券が下落率上位だった。一方、鉱業のみ小幅に上昇した。

値下がり寄与トップはファナック<6954>、同2位はダイキン<6367>となり、2銘柄で日経平均を約27円押し下げた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップは安川電<6506>で5.0%安、同2位は太陽誘電<6976>で4.1%安だった。ファナックやダイキン、安川電など、「トランプ相場」で物色対象となった設備投資関連銘柄の下げが目立った。強い値動きが続いていた安川電も25日線水準を下放れ、手仕舞い売りが広がったようだ。

一方、値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はアドバンテ<6857>となった。アドバンテやSUMCO<3436>など半導体関連株の一角が堅調だった。ここ数日は調整していたが、半導体需要は堅調との見方が続いており、一部の関連銘柄に押し目買いが入ったようだ。大塚HD<4578>は一部証券会社が投資評価を引き上げている。新薬をドライバーに利益の再成長が期待できるとみられているようだ。


*15:00現在


日経平均株価  18597.06(-264.21)

値上がり銘柄数  9(寄与度+9.33)
値下がり銘柄数 216(寄与度-273.54)
変わらず銘柄数  0

○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテ 34760 140 +5.32
<6857> アドバンテ 2038 23 +1.75
<4578> 大塚HD 5113 41 +1.56
<4503> アステラス薬 1491.5 1.5 +0.29
<3436> SUMCO 1834 32 +0.12
<7186> コンコルディア 498.4 3 +0.11
<4755> 楽天 1145.5 3 +0.11
<4208> 宇部興 247 1 +0.04
<1605> 国際帝石 1083 2 +0.03

○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<6954> ファナック 22815 -370 -14.07
<6367> ダイキン 10745 -330 -12.55
<6971> 京セラ 6028 -118 -8.97
<9433> KDDI 2893.5 -32.5 -7.41
<8028> ユニー・F 6610 -190 -7.22
<6988> 日東電 8318 -182 -6.92
<4063> 信越化 9440 -174 -6.62
<9984> ソフトバンクG 7903 -57 -6.50
<8035> 東エレク 12140 -160 -6.08
<4543> テルモ 3865 -75 -5.70
<7267> ホンダ 3148 -62 -4.71
<6506> 安川電 2093 -110 -4.18
<4502> 武田 5188 -103 -3.92
<7270> SUBARU 3864 -103 -3.92
<6758> ソニー 3555 -100 -3.80
<7733> オリンパス 4125 -100 -3.80
<7203> トヨタ 5810 -99 -3.76
<9735> セコム 7997 -97 -3.69
<6770> アルプス 2990 -90 -3.42
<4901> 富士フイルム 4222 -85 -3.23《AK》

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