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【新規上場(IPO)銘柄】ズームはニッチ分野で革新的な音響機器をリーズナブルなプライスで提供
ズーム<6694>(JQS)は、3月28日に東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場した。同社は、ポータブルなハンディレコーダーをはじめ、エフェクトプロセッサー、マルチトラックレコーダー、オーディオ・インターフェース、リズムマシン、サンプラーなど、レコーディング機器から電子楽器まで幅広い製品を開発している。30年以上に渡り、最新のDSPテクノロジーをベースにした革新的な製品をリーズナブルなプライスで提供している。
同社は、中長期的な経営目標として、同社製品のターゲットユーザーを楽器の演奏をするミュージシャンに限定せず、広く創造活動をするクリエーターと位置づけることにより、製品カテゴリーを拡げることで成長シナリオを描いている。同社の現在の主力商品カテゴリーは、ハンディオーディオレコーダー、マルチエフェクター、ハンディビデオレコーダーとなっているが、これらの商品カテゴリーには引き続き新製品を投入し、持続的な成長を目指しているほか、新しいカテゴリーであるプロフェッショナルフィールドレコーダーやエレクトロニックダンスミュージックの分野に継続的に製品を投入して売上高の上乗せを図るとともに、新たな製品カテゴリーの開拓に注力し、製品カテゴリーを入れ替えていくのではなく、実績ある従来製品で安定した事業基盤を確保しつつ、新たな製品カテゴリーを加えていく、という経営戦略を取っている。
前2016年12月期業績実績は、売上高が59億6900万円(前の期比0.3%増)、営業利益が2億2000万円(同35.4%減)、経常利益が2億0400万円(同54.2%減)、純利益が1億7900万円(同55.6%減)に着地。年間配当は期末一括20円を継続。
今17年12月期業績予想は、売上高が60億1900万円(前期比0.8%増)、営業利益が2億2900万円(同3.7%増)、経常利益が2億9900万円(同45.9%増)、純利益が2億3800万円(同33.3%増)を見込む。上場で得た資金約3億円は新商品の開発投資や事務所の拡張費用などに充てる計画。年間配当予想は未定だが、配当性向は30%まで引き上げる方針で、増配となる公算が大きい。
株価は、3月28日に公開価格1520円を49.9%上回る2278円で初値を付け、同日高値2331円と買われた後、4月3日安値1760円と下げてモミ合っている。前期は円高による売上原価率の悪化等で減益だったが、同社は「楽器」を生業としており、それをセールスポイントとして、商品の比較優位性や希少価値で大手家電メーカーとの差別化を図ることで、「音」と「音楽」に関連するグローバルニッチ市場を開拓し、クリエーター向けの製品を開発していく方針で、今期は増益に転じる見通し。上場初日を高値に公募株の売りが続いているが、公開価格に接近すれば、値ごろ感が出てくることから、ここから下押す場面は買い妙味が膨らみそうだ。(株式評論家・信濃川)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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