肺にも大量の血小板を作る機能があることがマウスで確認される

2017年3月30日 08:07

印刷

記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward曰く、 カリフォルニア大学のサンフランシスコ校(UCSF)の研究者らが、哺乳類の肺に「血を作る」機能があることを発見した(NewsweekScienceAlertUCSFの発表Nature誌掲載論文Slashdot)。

 肺の中には「巨核球」と呼ばれる血小板を生成する細胞が存在することは以前発見されていた。この巨核球の働きによって少量の血小板が肺の中で作られる可能性があるとされていたそうだが、今回マウスを使った実験では肺が1時間当たり1000万個以上という、大量の血小板を生産していることを確認したという。

 ただ、今回の研究はマウスを使ったもので、人間にも当てはまるかどうかはまだ分からないとのこと。

 スラドのコメントを読む | サイエンスセクション | サイエンス | 医療

 関連ストーリー:
イギリスで人工血液の臨床試験開始が発表 2015年07月09日
iPS細胞を使わずに人の皮膚細胞から血液細胞を作ることに成功 2010年11月09日
骨髄移植でHIV感染者を「機能的に治癒」 2008年11月11日
ヒトの白血病をマウスに発症させることに成功 2007年04月29日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事