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大人気のけものフレンズ!「ほのぼの系」アニメがヒットした理由
(c)けものフレンズプロジェクト[写真拡大]
■大ヒット中の『けものフレンズ』
2017年1月10日、深夜1時30分からテレビ東京などで放送されている『けものフレンズ』。獣を擬人化したキャラクターが登場するアニメだが、爆発的な人気を博している。3月5日には東京の南青山にあるFutureSEVENにて、1話から8話まで一挙振り返り上映会が行われるほどのアニメとなっている。
■『けものフレンズ』の生まれた経緯と第1話の内容
『けものフレンズ』は2015年にスマートフォン向けのアプリゲームが先行配信されており、その後に『月刊少年エース』にて漫画が連載。続いて、アニメ化に至っている。いわゆるメディアミックスの一環としてアニメ放映が始まっているが、ニコニコ動画の生放送でも再生回数が100万回を突破。徐々にニュースなどで取り上げられるようになり、今では「フレンズ」ブームとして定着しつつある。
第1話の大まかな内容だが、サーバルキャットの擬人化であるサーバルは、ジャパリパークという世界中の野生動物が集まる動物園に住んでいる。その世界に迷い込んだかばんは、サーバルと出会って一緒に家を目指すことになるというものだ。
■単純なセリフ回しが多い『けものフレンズ』
『けものフレンズ』では、サーバルを始めとする「アニマルガール」と呼ばれる動物たちと、かばんが触れ合う模様が描かれている。その中には「セルリアン」という謎の敵との戦闘シーンもあるが、基本的にはかばんとアニマルガールのほのぼのとしたやり取りが描かれるのが特徴だ。
サーバルを例に取ってみても、彼女の「すごーい」や「たーのしー」など単純明快な台詞回しが多い。かばんが道中で見つけるパンフレットに対しても、サーバルは大げさに「知らなかったー」とリアクションをする。このようなほのぼのとした雰囲気に包まれたアニメとなっている。
■ほのぼの系アニメがヒットしている理由
現行のアニメには日常や緩やかな雰囲気を持ったものが多く、『政宗くんのリベンジ』や『にゃんこデイズ』などもほのぼのとした雰囲気に包まれている。もちろん、それ以外のアニメもあるが注目されたり人気が出るのは、ほのぼの系アニメとなる傾向がある。今ではアニメを流し見している人も多くなっており、何となく見れておもしろいアニメのほうが視聴されているのかもしれない。
しかし、キャッチーなフレーズや生活に根付くアプリに着目した『けものフレンズ』は、視聴される要素を確かに持っていることに違いはない。気になる人は、1話だけでも鑑賞してみるのはいかがだろうか。(記事:藤田竜一・記事一覧を見る)
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