日本エンタープライズの子会社、会津ラボは風力発電設備点検での有線ドローン実用化を目指して、実証実験を開始

2017年1月20日 14:53

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

日本エンタープライズ<4829>(東1)の子会社、会津ラボ(本社:福島県会津若松市)と、環境エネルギー事業を行う鈴与マタイ(本社:長野県佐久市)は、風力発電設備点検での有線ドローン実用化を目指して、実証実験を開始した。

日本エンタープライズ<4829>(東1)の子会社、会津ラボ(本社:福島県会津若松市)と、環境エネルギー事業を行う鈴与マタイ(本社:長野県佐久市)は、風力発電設備点検での有線ドローン実用化を目指して、実証実験を開始した。[写真拡大]

■4Kカメラを搭載した「有線ドローン」を使用して、小形風力発電設備を点検

 日本エンタープライズ<4829>(東1)の子会社、会津ラボ(本社:福島県会津若松市)と、環境エネルギー事業を行う鈴与マタイ(本社:長野県佐久市)は、風力発電設備点検での有線ドローン実用化を目指して、実証実験を開始した。

 会津ラボは、ドローンを給電設備にケーブルで接続して給電し、長時間飛行を可能にする技術(以下「有線ドローン」)の開発を進めている。また会津大学との産学連携により、「有線給電の単体ドローンならびにドローン群の安定飛行」に関する固有技術の開発を行っている。

 今回の実証実験では、4Kカメラを搭載した「有線ドローン」を使用して、鈴与マタイが運営・管理する小形風力発電設備(新潟県柏崎市)の点検を行った。「有線ドローン」の長時間飛行のメリットを活かし時間をかけて、「主要な点検対象箇所」、「目視確認が難しい箇所」、「ナットやパーツの状態」を様々な角度から撮影し、その後に行われる人的な点検作業に有用な、高精度の映像収録に成功した。

 風力発電設備業界では、ブレード飛散、ハブ・ナセル落下(風力発電システムを構成する要素で、ブレードは羽部、ハブ・ナセルは動力伝達部)などの重大な事故報告を受けて、保安強化の取組みが進められている。鈴与マタイでは、従来の人的な点検に加えて、会津ラボの「有線ドローン」を導入することにより、点検作業の安全性・効率性が飛躍的に向上することを期待している。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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