WhatsAppの脆弱性は意図的な実装?バックドア?

2017年1月18日 11:43

印刷

記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward曰く、 Facebook傘下のWhatsAppが提供する人気メッセージングアプリ「WhatsApp」にセキュリティ上の問題があるという指摘が出ている(TechCrunch)。

 指摘されているのは、暗号化プロトコル「Signal Protocol」の実装方法に問題があるという点。そのため、暗号化されたメッセージが第三者に傍受された場合に、その内容が漏えいしてしまう可能性があるという。

 この問題は昨年4月にFacebookに報告したが、同社は修正を行わない意向を示したという。WhatsApp側はこれをメッセージの紛失を防ぐために意図的に実装したものであると述べているという。また、これについては「政府の意向を受けたバックドアではないか」と主張する声も出ている。

 スラドのコメントを読む | YROセクション | セキュリティ | 暗号 | プライバシ

 関連ストーリー:
アムネスティによる人気メッセージングアプリ11社のプライバシーランキング、1位はFacebook 2016年10月29日
ドイツ当局、Facebook傘下のWhatsAppアプリに対しドイツでのデータ収集や保管を禁じる命令を下す 2016年10月06日
WhatsApp、アカウント情報をFacebookと共有へ 2016年08月28日
ブラジル裁判所、WhatsAppを24時間サービス停止に 2016年05月10日
iPhoneロック解除問題が「WhatsApp」にも飛び火か 2016年03月16日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事