【注目銘柄】メタップスは17年8月期第1四半期黒字化、テーマ性豊富で再動意の可能性

2017年1月17日 14:13

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 アプリ収益化支援事業などを展開するメタップス<6172>(東マ)に注目したい。1月16日発表した17年8月期第1四半期の連結業績は大幅増収で黒字化した。株価は1月5日の上場来高値から急反落して乱高下の展開だが、FinTech関連やAI関連などテーマ性が豊富であり、第1四半期の黒字化も材料視して再動意の可能性がありそうだ。

 17年8月期第1四半期(9~11月)の連結業績(IFRS)は、売上高が前年同期比2.3倍の29億27百万円で、営業利益が3億13百万円の黒字(前年同期は1億57百万円の赤字)、税引前利益が3億80百万円の黒字(同1億53百万円の赤字)、親会社の所有者に帰属する四半期利益が3億04百万円(同1億63百万円の赤字)だった。

 アプリ収益化プラットフォーム「metaps」など既存サービスが堅調に推移した。さらに第2の柱として成長を目指すファイナンス関連サービス(FinTech)が伸長した。利益面では、IFRS任意適用に伴う監査費用などで販管費が増加したが、増収効果に加えて、関係会社株式売却益等をその他損益として計上したことも営業利益押し上げ要因となった。また親会社の所有者に帰属する四半期利益は上場後初の黒字化を達成した。

 株価はFinTech関連やAI関連のテーマ性を材料視して1月5日の上場来高値4485円まで急伸したが、その後は利益確定売りで急反落し、1月13日には3345円まで下押す場面があった。17日は4030円まで上げて急伸している。乱高下の展開だが、FinTech関連やAI関連などテーマ性が豊富であり、第1四半期の黒字化も材料視して再動意の可能性がありそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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