【注目銘柄】セントラル警備保障は17年2月期第3四半期累計大幅営業増益で通期予想を増額修正

2017年1月13日 13:29

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 セントラル警備保障<9740>(東1)に注目したい。1月12日発表の17年2月期第3四半期累計連結業績が大幅営業増益となり、通期予想を増額修正した。株価はボックス展開の形だが、好業績を評価して上放れの展開が期待される。

 17年2月期第3四半期累計(3~11月)の連結業績は、売上高が前年同期比5.6%増の364億13百万円、営業利益が同66.1%増の16億47百万円、経常利益が同67.0%増の18億43百万円だった。純利益は前期計上の退職金制度見直しに伴う特別利益が一巡して同34.8%減の10億68百万円だった。

 常駐警備部門は伊勢志摩サミットなどの臨時警備が好調で5.0%増収、機械警備部門はM&A効果に加えて画像関連サービスが好調で4.7%増収、運輸警備部門は集配金サービスの拡販で13.1%増収、工事・機器販売部門は入退室管理システムが堅調で5.8%増収だった。

 通期の連結業績予想は、売上高を12億円、営業利益を2億70百万円、経常利益を2億90百万円、純利益を1億20百万円、それぞれ増額して、売上高が前期比5.7%増の490億円、営業利益が同80.6%増の16億60百万円、経常利益が同65.0%増の19億70百万円、純利益が同32.2%減の11億20百万円とした。

 第3四半期から特別警備保障を新規連結したことも寄与する。修正後の通期予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が74.3%、営業利益が99.2%、経常利益が93.6%、純利益が95.4%と高水準である。通期予想は再増額余地がありそうだ。

 株価は1800円~2300円近辺でのボックス展開の形だが、週足チャートで見ると26週移動平均線を回復して戻り歩調だ。好業績を評価して上放れの展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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