消費者態度指数が3カ月ぶりに前月下回る――内閣府

2016年8月2日 19:02

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消費者態度指数と各消費者意識指標の推移(二人以上の世帯、季節調整値)を示すグラフ。(内閣府「平成28年7月実施調査結果:消費動向調査」より)

消費者態度指数と各消費者意識指標の推移(二人以上の世帯、季節調整値)を示すグラフ。(内閣府「平成28年7月実施調査結果:消費動向調査」より)[写真拡大]

 内閣府は2日、7月の消費動向調査を発表、消費者心理を表す消費者態度指数は6月の41.8から0.5ポイント低下して41.3となり、3カ月ぶりに前月を下回った。7月の消費者マインドの基調判断は「足踏みがみられる」とされ前月から据え置かれた。

 消費者態度指数は、現在に比べて今後半年間の暮らし向きが良くなるか、悪くなるかを聞いた結果を基に算出される。消費者態度指数を構成する4項目のうち、「暮らし向き」を除く3項目が前月から低下した。

 1年後の物価に関する見通しは、「上昇する」が72.2で前月比0.4ポイント増加、「低下する」は6.3で同1.7ポイント増加し、「変わらない」が同2.2ポイント減少の18.2だった。基調判断は、物価予想についても「『上昇する』と見込む割合は高水準であるものの、このところ低下がみられる」と前月と同じ表現だった。

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