今日の為替市場ポイント:ドル・円は主に106円台で推移、日銀早期追加緩和期待でリスク回避の円買い一服の可能性

2016年6月6日 08:00

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記事提供元:フィスコ


*08:00JST 今日の為替市場ポイント:ドル・円は主に106円台で推移、日銀早期追加緩和期待でリスク回避の円買い一服の可能性


3日のドル・円相場は、東京市場では109円14銭から108円50銭まで下落。欧米市場でドルは一時106円51銭まで続落し、106円54銭で取引を終えた。

本日6日のドル・円は、主に106円台で推移か。米6月追加利上げの可能性はほぼ消滅したが、日本銀行による早期追加緩和への期待は残されており、アジア市場でリスク回避的な円買いが大きく広がる可能性は低いとみられる。

米労働省が3日発表した5月雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比+3.8万人にとどまり、雇用者増加数は2010年9月以来の小幅な伸びとなった。市場予想は+16万人程度だった。5月の雇用者数が予想を大幅に下回った理由については、米通信大手ベライゾン・コミュニケーションズでのストライキが影響したとみられている。ベライゾンの従業員は雇用統計の調査期間における給与支払いがなかったため、失業者にカウントされており、この影響で雇用の伸びは3.4万人程度押し下げられたもようだ。

ただし、製造業と建設業における雇用減少は軽視できない。3月と4月分の非農業部門雇用者数は5.9万人下方修正されており、雇用創出のペースは鈍化していることが改めて確認された。5月雇用統計がさえない結果となったことから、米6月追加利上げの可能性はほぼなくなった。市場参加者の間では「追加利上げ時期は9月以降になる」との見方が広がっており、ドルの上値は一段と重くなっている。《WA》

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