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【どう見るこの株】川崎重工業
■月足チャート悪化し戻り売りに転換、短期的には3分の2押しで下値に届く
川崎重工業<7012>(東1・1000株)に対する問い合わせは多い。株価が高値647円(2015年4月)から約51%下げていることで持続でよいか、あるいは新規買いは可能か、といった問い合わせである。
下げの背景は、(1)全体相場の急落、(2)2016年3月期の下方修正、(3)チャート悪化と高水準の信用買残~などが考えられる。
去る、1月28日に今3月期を従来予想に対し、売上で2.4%、営業利益で5.2%、純益で34.7%、それぞれ下方修正した。EPSでは従来予想の41.3円から26.9円(15年3月期は30.8円)の見通しとなった。とくに、ブラジル造船合弁事業の損損が響く。
問題は今3月期で底打ち、次期に回復するかどうかである。特損は消えるだろうが、新興国景気の減速、原油安の影響、米国金利上げによる米国景気など、次期の事業環境は楽観はできない。ただ、航空機関連の胴体、エンジンなどは好調でどこまで牽引できるかだろう。
チャートでは、日足、週足、月足とも下向きだが、とくに月足が長期支持線である24カ月線を昨年8月に割り込んで売り転換している。既に、2012年10月の151円から15年4月の647円までの上げに対する「3分の2押し水準」(317円)に沈んでいることと、期末配当7円(中間5円)に対する利回りが2.2%と好いことで当面の下値には届いたものとみられる。
中期的には、17年3月期の見通し次第である。もしも、業績が芳しくなく配当を年10円に落とすようなら大きい反発は難しくなるだろう。保有株は配当狙いで持続がよいだろう。また、新規買いなら300円接近場面を同じく配当狙いで拾ってみるところだろう。ただし、足元では、24カ月線(473円)を上抜くような上値は難しそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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