【編集長の視点】アドヴァンは連日の分割落ち後高値、決算開示一番乗り争いでは後塵も業績上方修正で巻き返し

2016年1月6日 10:28

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 アドヴァン<7463>(東1)は、59円高の1237円と続急伸して始まり連日、昨年9月末割り当てで実施した株式分割の権利落ち後高値を更新している。同社株は、3月期決算会社としてあみやき亭<2753>(東1)と決算発表の一番乗りを争っており、今3月期第3四半期(3Q)決算でも、あみやき亭が、今年1月4日寄り付き前の7時30分に発表、同社は、同日大引け後の15時発表と7時間半遅れてまたまた後塵を拝したが、決算開示とともに今3月期通期業績を上方修正、期初の減益予想が増益転換して、純利益が連続過去最高となることを好感して割安修正買いが増勢となっている。株価的な早期開示プレミアムを発表直後に2.5%高したあみやき亭に譲ったが、業績上方修正で18.4%高して高値追いとなっていることで巻き返している。

■決算発表の遅れを自己株式取得、株式分割などでもカバー

 同社の今3月期通期業績は、期初予想より売り上げを3億円、営業利益を13億円、経常利益を14億1000万円、純利益を9億5000万円それぞれ引き上げ、売り上げ195億円(前期比11.7%増)、営業利益60億円(同27.9%増)、経常利益56億6000万円(同0.01%増)、純利益35億円(同3.9%増)と続伸し、純利益は、前期の過去最高を連続更新する。消費税増税前の駆け込み需要の反動減が一巡して戸建て住宅の着工が持ち直してテレビCMの効果も拡大、ホテル向けの大型再開発案件の受注も加わって輸入建材の需要が堅調に推移し、業務の合理化に取り組んだことが上方修正につながった。

 一方、あみやき亭との決算発表の一番乗り争いは、かつてはほぼ同着、僅差の時期もあったが、このところは4~5日遅れるなど後塵を拝してきた。このため決算早期開示プレミアムはあみやみ亭がほぼ独占し、あみやき亭の株価は、とくに昨年4月の前々期決算の発表ではストップ高し、同7月の前期第1四半期決算発表でも、昨年来高値5440円まで買い進まれた。アドヴァンは、決算発表の遅れをその後発表した自己株式取得、第2四半期(2Q)累計業績の上方修正、株式分割などでカバーしており、今回も通期業績の上方修正で巻き返した。

■PER14倍台の割安修正で株式分割の権利落ち埋めを目指す

 株価は、昨年9月31日を基準日とした株式分割(1対2)を歓迎して1934円高値をつけ1852円で権利を落とし、落ち後安値902円から2Q累計業績の上方修正を手掛かりに落ち後高値1148円まで底上げして1000円台固めを続けてきた。PERは14倍台となお割安であり、一段の上値追いから分割権利落ち埋めを目指そう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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