【狙い場・買い場】エスアールジータカミヤ500円割れで調整完了感、2ケタ増益で利回り、PER割安

2015年12月15日 09:42

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 エスアールジータカミヤ<2445>(東1・売買単位100株)は2015年1月高値からの調整が最終局面に来ているとみられる。今3月期の22%増益を見直す相場が予想され500円以下は狙い場とみられる。

<株価の歩みと位置>

 今年1月の1197円を年初来高値に右肩下がりの展開である。8月の826円と11月の495円という2つの下値のフシを切って12月14日には481円まで下げた。

 年初来高値に対し今の水準は4.0合目である。12年暮れの110円台から15年1月の1157円まで約10倍に値上がりした反動が今回の下げの主な理由といえる。

<注目理由>

 年初来高値からの下げ幅が716円、下落率では59.8%に達し、値幅整理は最終局面とみられる。また、2016年3月期・第2四半期の営業利益が前年同期比27.6%減の11億2500万円だったことを嫌気して下げたが、今回の下げでこの点はほぼ織込んだものとみられる。

 今3月期通期では新型の足場「iqシステム」が好調で営業利益は前期比22.7%増の38億円の見通しで1株利益は51.6円、配当は年10円を予定している。

 さらに、注目される点は、このほど発売の会社四季報・新春号ではiqシステム、超高層用移動式背昇降足場などが首都圏、復興工事用に好調見通しから営業利益41億円、1株利益55.4円と予想していることだ。配当についても年10~13円とみている。

 今期予想ベースで利回り2.1%、PER9.3倍と割安水準である。500円を下回ったことで中期投資での妙味は膨らんだといえる。

<買い水準&目標水準>

 月足チャートでみれば400~470円は厚い下値支持ゾーンがある。このため、足元の480円前後は狙える水準とみてよいだろう。

 反発に転じれば、先ず、26週線(923円)が戻りの目安となるだろう。その後は現在、人気停滞の建設株に人気が高まれば関連有望銘柄として上値のフシとなっている850~900円が見込めそうである。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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