スパコンランキング、中国の天河二号が6連覇。中国勢のTOP500入りが大幅増

2015年11月18日 14:24

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 年2回発表される、スーパーコンピュータ性能ランキング世界トップ500(TOP500)の2015年11月版が公開された(産経新聞)。

 トップは中国の天河二号(Tianhe-2)で、2013年から6回連続で1位を維持している。また、上位5機のラインアップは前回から変動してないが、トップ10で見ると新たに6位に米国の「Trinity」、8位にドイツの「Hazel Hen」が入っている。なお、トップ10のうち6機は2011~2012年に構築されたシステムで、天河二号は2013年のシステム。2015年に新たにトップ10入りしたのはTrinityとHazel Hen、そしてサウジアラビアのShaheen IIのみということで、スーパーコンピュータが進化する速度が低下しているとも述べられている。

 ちなみに日本勢トップは4位の京(理化学研究所)で、続いて22位のFujitsu PRIMEHPC FX100(名古屋大学)、25位のTSUBAME 2.5(東京工業大学)、31位のPlasma Simulator(自然科学研究機構核融合科学研究所)などが続く。なお、TOP500入りした中国のスパコンは前回結果(37機)から約3倍の109機に増えているそうだ。

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