欧米為替見通し:米国6月の期待インフレ率に要注目

2015年6月12日 17:22

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記事提供元:フィスコ


*17:22JST 欧米為替見通し:米国6月の期待インフレ率に要注目

本日12日の欧米市場のドル・円は、来週の連邦公開市場委員会(FOMC)に向けて、米国5月の生産者物価指数や6月のミシガン大学消費者信頼感指数での期待インフレ率に注目する展開が予想される。

米国連邦準備理事会(FRB)は、金融政策を決定する上でミシガン大学消費者信頼感指数のインフレ期待を参考にしている。5月の1年期待インフレ率は4月の2.6%から2.9%へ上昇し、5-10年の期待インフレ率は2.8%となり2.6%から上昇した。

6月の期待インフレ率が上昇基調を辿っていた場合、来週16-17日の連邦公開市場委員会(FOMC)では、利上げを主導しているフィッシャーFRB副議長が「遅めに急激に利上げするリスク」を背景にイエレンFRB議長やハト派のメンバーを説得する可能性が高まることになる。

ギリシャ債務協議は、6月末の協議期限、国際通貨基金(IMF)に対する債務返済の期限が迫る中、来週18日のユーロ圏財務相会合での大筋合意に向けて、ツィプラス・ギリシャ首相が固執するレッドラインの妥協が模索されている。

しかし、独ビルト紙は、ドイツ政府がギリシャのデフォルト(債務不履行)に備えて準備中、と報じており、メルケル独首相の脳裏にマクベスの教訓「やってしまったら、すべてが難なく終わるのであれば、早くやった方がいい」、すなわち、ギリシャ追放やむなし、の選択肢が浮上しているのかもしれない。

【今日の欧米市場の予定】
・18:30 ユーロ圏・4月鉱工業生産(予想:前月比+0.4%、3月:-0.3%)
・21:00 インド・4月鉱工業生産(予想:前年比+1.5%、3月:+2.1%)
・21:00 インド・5月消費者物価指数(予想:前年比+5.00%、4月:+4.87%)
・21:30 米・5月生産者物価指数(前年比予想:-1.1%、4月:-1.3%)
・23:00 米・6月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値(予想:91.2、5月:90.7)《SY》

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