前場に注目すべき3つのポイント~中小型株に個人主体の資金が向かいやすい

2015年6月5日 08:25

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記事提供元:フィスコ


*08:26JST 前場に注目すべき3つのポイント~中小型株に個人主体の資金が向かいやすい

5日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:海外株安の影響は限定的、中小型株に個人主体の資金が向かいやすい
■外資系証券の注文動向:差し引き420万株の買い越し
■前場の注目材料:住友ゴム<5110>米グッドイヤーと提携解消で合意

■海外株安の影響は限定的、中小型株に個人主体の資金が向かいやすい

5日の東京市場はこう着感の強い相場展開になりそうだ。4日の米国市場は世界的な長期金利の上昇に加え、ギリシャ債務問題への根強い懸念を背景に下落した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比55円安の20445円となり、これにさや寄せする格好から売りが先行することになろう。

ただし、ギシリャ債務問題については5日に返済期日を迎えるため、想定内の値動きだろう。ギリシャは、支払いを延期して月末に一括返済を申請、と報じられているが、これについても既に観測が報じられていた。また、米雇用統計の発表を控えていることも、様子見姿勢が強まる要因であった。

そのため、海外市場の下落影響は限られると考えられ、売り一巡後はこう着感の強い相場展開が想定される。ポジション調整的な売りで下げる局面においては、日銀によるETF買入れといった需給が下支えとして意識されやすい。また、日経平均は高値圏での強い動きが続いているが、物色は循環が続いており、需給が大きく買いに傾いている状況ではないだろう。

とはいえ、高値圏でのこう着が続く中、資金回転は利きづらくなっている。循環物色が続いているため、ターゲットを絞りづらい面もある。短期的な資金回転を求めるなかで、中小型株に個人主体の資金が向かいやすいとみておきたい。

■外資系証券の注文動向:差し引き420万株の買い越し

朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り890万株、買い1310万株、差し引き420万株の買い越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。

5月29日(金):60万株の買い越し
6月1日(月):50万株の買い越し
6月2日(火):230万株の買い越し
6月3日(水):10万株の売り越し
6月4日(木):60万株の売り越し

■前場の注目材料

・米政府 400万人分の個人情報流出か
・住友ゴム<5110>米グッドイヤーと提携解消で合意
・シャープ<6753>今期予想赤字1800億円、液晶・テレビ損失計上

☆前場のイベントスケジュール

<国内>

・08:30 閣議後、閣僚会見予定
・08:50 5月日本銀行の対政府取引

<海外>

・特になし《SY》

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