ダイハツ、「ムーヴ」が軽自動車で初めて予防安全性能の最高評価を獲得

2015年6月2日 14:55

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左はムーヴ L「SA II」、右は先進安全車プラス(ASV+)のマーク(写真:ダイハツ発表資料より)

左はムーヴ L「SA II」、右は先進安全車プラス(ASV+)のマーク(写真:ダイハツ発表資料より)[写真拡大]

 ダイハツは1日、同社が開発した「スマートアシストII」を搭載する軽乗用車「ムーヴ」と軽福祉車「ムーヴ フロントシートリフト」が、国土交通省と自動車事故対策機構が実施する予防安全性能アセスメントで、軽自動車で初めて最高評価であるJNCAP「先進安全車プラス(ASV+)」を獲得したと発表した。

 予防安全性能アセスメントは、近年急速に普及が進んでいる「緊急時に自動でブレーキをかける」などの自動車の先進安全技術について評価するもので、昨年から開始されている。

 試験内容は衝突被害軽減制動制御装置(AEBS)と車線逸脱警報装置(LDWS)、後方視界情報提供装置(バックモニターなど)の3つの装置について試験される。評価点は、46点が満点で、日本の事故実態を踏まえて死亡・重傷事故を少なくできる効果に応じて、点数が与えられ、その合計点が2点以上の場合に「先進安全車(ASV)」として認定され、さらに12点以上の場合は「先進安全車プラス(ASV+)」に認定される。

 ダイハツの軽乗用車では「スマートアシスト」を搭載している「ミラ イース」「ウェイク」が「ASV」の認定を受けており、今回の「ASV+」はムーヴが初めての認定となる。ムーヴは、先進装備を積極的に採用している。なお、ASV+を獲得したムーヴの希望小売価格は120万9,600円(税込。リサイクル料金含まず )からである。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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