ダイハツ、「ムーヴ」「タント」を一部改良 歩行者警告機能など追加

2015年4月28日 15:54

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衝突回避支援システム「スマートアシストII」で追加されたる「衝突警報機能(対歩行者)」のイメージ(写真提供:ダイハツ)

衝突回避支援システム「スマートアシストII」で追加されたる「衝突警報機能(対歩行者)」のイメージ(写真提供:ダイハツ)[写真拡大]

  • ダイハツが一部改良して5月に発売する軽乗用車「タント」(写真提供:ダイハツ)
  • ダイハツが一部改良して5月に発売する軽乗用車「タント」(写真提供:ダイハツ)

 ダイハツは27日、従来の衝突回避支援システムを進化させ性能の向上が図られた「スマートアシストII」を搭載した軽乗用車「ムーヴ」「タント」を5月11日から発売すると発表した。

 税込み価格は、「ムーヴ」が113万4,000円から180万3,600円、「タント」が122万400円から187万3,800円である。

 「スマートアシストII」は、「カメラ」を新たに搭載したことによる機能追加と、従来機能の性能が向上している。カメラ搭載で2つの新機能が追加された。1つは約40~50km/hで走行中、前方に歩行者を認識し、衝突の危険性があると判断した場合に、ブザーとメーター内の警告灯でドライバーに危険を警告する「衝突警報機能(対歩行者)」である。

 もう1つは約60km/h 以上で走行中に、ウィンカーを出さずに、走行している車線から車両がはみ出しそうになると、ブザーとメーター内の警告灯でドライバーに危険を警告する「車線逸脱警報機能」である。

 性能の向上としては、従来「衝突回避支援ブレーキ機能」は、約4~30km/hで走行中に前方車両を認識し衝突の危険性が高まった場合に、緊急ブレーキが作動することで被害軽減や衝突回避を支援していたが、今回は約4~50km/hで走行中でも被害軽減や衝突回避を支援できるようになった。

 また、「衝突警報機能(対車両)」でも、従来は約4~30km/hで走行中に前方の車両を認識し衝突の危険性があると判断した場合、ブザーとメーター内の警告灯でドライバーに危険を警告していたが、今回約4~100km/hでの走行中でも警告できるようになった。

 「タント」については、2014年度の軽自動車新車販売台数でNo.1になったことを記念して、トップエディションにLEDフォグランプや専用14インチアルミホイールなどを装備し魅力向上が図られている。その他、パワースライドドアにワンタッチオープン機能の追加や、VSC&TRCが全車に標準装備されるなど、使い勝手の良さと基本性能が向上している。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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