後場に注目すべき3つのポイント~2万円台回復後は利益確定売り優勢に

2015年4月10日 12:19

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記事提供元:フィスコ


*12:19JST 後場に注目すべき3つのポイント~2万円台回復後は利益確定売り優勢に

10日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・2万円到達、小反落で今のところ押し目待ちに押し目なしか
・ドル・円は120円54銭付近、東京株式市場とともに上げ渋る展開
・相対的に出遅れているセクター、銘柄などに関心が向かうか

■2万円到達、小反落で今のところ押し目待ちに押し目なしか

日経平均は小幅に反落。16.86円安の19920.86円(出来高概算11億1000万株)で前場の取引を終えた。9日の米国市場は上昇しており、シカゴ日経225先物清算値は大阪比165円高の20085円となるなか、225先物は2万円に乗せて始まった。日経平均は2万円に乗せられずに始まったが、業績上方修正を発表したファーストリテ<9983>がけん引する格好から、一時20006.00円と15年ぶりに2万円の大台を回復した。

ただ、その後は目先的な達成感が意識されるなか、幅広い銘柄で利益確定の流れに。セクターでは小売、情報通信、建設、金属などが堅調。半面、海運、医薬品、倉庫運輸、非鉄金属、保険、電力ガスなどが冴えない。指数インパクトの大きいところでは、ファナック<6954>が重石となる一方で、ファーストリテのほか、ソフトバンク<9984>が下支えに。

日経平均はようやく2万円の大台を回復する局面をみせた。直近の急ピッチの上昇に対する過熱感が警戒されているところであり、その後の利益確定の流れは想定内であろう。また、SQ値が20008.47円となり、僅かではあるが“幻のSQ”となったことも、心理的には利益確定に向かわせているようである。

ただし、既に2万円に乗せる過程で自動車株などには利益確定の売りが断続的に出ており、需給が大きく買いに傾いているとは考えづらい。利食いが進むことによってより需給妙味が強まってくる可能性もある。押し目狙いのスタンスは強いと考えられ、調整が浅いと上値追いの動きが出てくることも意識しておく必要がありそうだ。また、相対的に出遅れているセクターや銘柄への水準訂正を狙った短期筋の動きも強まりやすいだろう。

■ドル・円は120円54銭付近、東京株式市場とともに上げ渋る展開

ドル・円は120円54銭付近で推移。ドル・円は、東京株式市場で日経平均株価が2万円台に乗せた後に上げ渋る展開となったことで、上げ渋る展開となった。ユーロ・ドルは、1.0657ドルから1.0684ドルで推移。ギリシャの債務問題への警戒感から上げ渋る展開。ユーロ・円は小動き、128円55銭から128円75銭で推移。

12時16分時点のドル・円は120円54銭、ユーロ・円は128円59銭、ポンド・円は177円28銭、豪ドル・円は92円88銭で推移している。

■後場のチェック銘柄

・日経平均は16円安で前引け、2万円台回復後は達成感などで利食い優勢
・ファーストリテ<9983>やソフトバンク<9984>などの上げ幅拡大が下支え
・相対的に出遅れているセクター、銘柄などに関心が向かうか

☆後場の注目スケジュール☆

<海外>

14:45 スイス・3月失業率(予想:3.2%、2月:3.2%)《KO》

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