ソフトバンクモバイル、奈良県飛鳥地方で超小型レンタルモビリティ「MICHIMO」を本格提供

2015年4月8日 15:16

印刷

「MICHIMO」のウェブサイト

「MICHIMO」のウェブサイト[写真拡大]

  • 「iBeacon」と「バーチャル飛鳥京」の利用イメージ(写真:ソフトバンクモバイルの発表資料より)

 明日香村地域振興公社とソフトバンクモバイルは7日、奈良県飛鳥地方で超小型レンタルモビリティサービス「MICHIMO(ミチモ)」を7日から本格的に提供すると発表した。

 このサービスは、昨年10月に試験的に導入していたもので、観光客に超小型電気自動車(軽自動車登録)を貸し出す。この超小型電気自動車は日産自動車の「NISSAN New Mobility Concept」で、最高速度は約80km/h、航続距離は約100km。充電時の電力は奈良県内の太陽光発電所の電力から賄われる。

 車内にはナビゲーションソフト「MICHIMOナビ」搭載のアップルのiPad miniを用意。アップルの近距離通信技術「iBeacon(アイ ビーコン)」に対応し、指定された観光スポットに近づくと自動的に案内情報をiPad mini画面に表示する。また、バーチャルリアリティ(VR)コンテンツ「バーチャル飛鳥京」を搭載し、飛鳥京時代の再現映像を画面で見られる。

 利用には、電話または「MICHIMO」の専用サイト「MICHIMO」の専用サイト(http://michimo.jp/)からの予約が必要。料金は3時間3,240円、5時間5,130円、1日(9~18時)8,640円。超過時は1時間1,620円加算。貸出・返却場所は近鉄飛鳥駅(奈良県明日香村)前の専用ステーションとなる。台数は17台。

 走行可能な場所は、国土交通省の規定により、橿原市、高取町、明日香村の一部に限られる。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る

関連記事