後場に注目すべき3つのポイント~ファナック“インパクト”

2015年3月13日 12:20

印刷

記事提供元:フィスコ


*12:20JST 後場に注目すべき3つのポイント~ファナック“インパクト”

13日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・ファナックを睨みながらの相場展開に
・ドル・円は121円46銭、来週のFOMCへの思惑から上値は限定的
・ファナックやメガバンクの動向を注視も、後場はさすがに見送りムードが強まる可能性

■ファナックを睨みながらの相場展開に

日経平均は大幅に続伸。273.99円高の19265.10円(出来高概算20億株)で前場の取引を終えた。米国株上昇の流れを受けてシカゴ日経225先物は大阪比195円高の19125円だったが、これにさや寄せする格好に。また、本日は先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)であり、これに絡んだ売買は1銘柄辺りで差し引き21万株の買い越しだった(SQ値は19225.43円)。さらに、株主との対話路線に転換と報じられたファナック<6954>が買い気配で始まり、寄り付き後も強い値動きをみせていることが日経平均を押し上げている面も。

セクターでは不動産、その他金融、電気機器、機械、銀行、小売、鉄鋼、パルプ紙などが堅調。一方で、医薬品、石油石炭、ゴム製品が小安い。指数インパクトの大きいところでは、ファナック<6954>のほか、ファーストリテ<9983>、電通<4324>、住友不<8830>、京セラ<6971>などがけん引。東証1部の値上がり数は1200を超えており、全体の6割を占めている。

ファナック<6954>が買い気配で始まった影響からSQ値が19225.43円と、日経平均の寄り付き(19119.58円)に対して大きく上振れた。幻のSQになるかとみられていたが、その後もファナック<6954>が強含みとなるなか、SQ値を超えてきている。1社で日経平均を120円程度押し上げており、同社の動向を睨みながらの相場展開になりそうだ。

また、日経平均は270円超の上昇をみせているものの、買い先行で寄り付いたことから比較的高値圏で寄り付いた銘柄も少なくなく、その後はこう着の中で回転が利きづらくなっている。先高期待はあるものの、いったんは利益確定に向かわせやすいか。値動きの強い銘柄に短期資金が集中することになろう。

■ドル・円は121円46銭、来週のFOMCへの思惑から上値は限定的

ドル・円は121円46銭付近で推移。ドル・円は、東京株式市場が強含みに推移していることで堅調に推移しているものの、来週の連邦公開市場委員会(FOMC)への思惑から上値は限定的。ユーロ・ドルは、1.0608ドルから1.0627ドルで推移。ユーロ圏金利の先安感、ギリシャ債務問題への警戒感から上げ渋る展開。ユーロ・円は、128円76銭から128円99銭で推移。

【要人発言】

■黒田日銀総裁

・賃金上昇とインフレ期待の上昇で、インフレ率は上昇する見通し

12時18分時点のドル・円は121円46銭、ユーロ・円は128円87銭、ポンド・円は180円62銭、豪ドル・円は93円48銭で推移している。

■後場のチェック銘柄

・日経平均は19200円台を回復、ファナック<6954>が指数を122.68円押し上げ
・マザーズ指数は上げ幅縮小、ITBOOK<3742>など中小型株は値動きの荒さが目立つ
・ファナックやメガバンクの動向を注視も、後場はさすがに見送りムードが強まる可能性

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

13:30 1月鉱工業生産確報
15:00 キム世銀総裁会見(外国特派員協会)

<海外>

16:00 独・2月卸売物価指数(1月:前年比-2.6%)《KO》

関連記事