スカイマーク、米子路線の運航休止や一部減便を申請

2015年3月4日 23:35

印刷

 経営再建中のスカイマークは4日、9月1日~10月24日の期間運航ダイヤを国土交通省に申請した。それによると、米子路線(米子-神戸、米子-那覇)の運航休止と、茨城路線の一部減便、その他路線の増便などを盛り込んだ。その結果、同社は、米子空港から撤退することになる。同社は今後、経営基盤が強化された時点で、改めて米子路線の就航を検討したいとしている。

 期間運航ダイヤの路線、便数計画によると、米子路線は現在、神戸、那覇とも1便ずつだが、いずれも運航を休止する。このほか、羽田-長崎(神戸経由)や茨城-那覇(神戸経由)も休止する。

 減便では、茨城-札幌(新千歳)、茨城-福岡がそれぞれ2便から1便に減らす。逆に増便するのは、名古屋-札幌、神戸-那覇でそれぞれ2便から3便となる。期間中の便数は往復70便から63便に縮小される。空港からの撤退はすでに表明している宮古、石垣に次いで、米子が3空港目となる。

 同社は、1月29日の民事再生法適用申請後、経営再建に向けコスト削減のため不採算路線の見直しを検討してきた。(記事:南条 誠・記事一覧を見る

関連記事