後場に注目すべき3つのポイント~値動きの軽い銘柄での短期値幅取りに

2015年3月3日 12:21

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記事提供元:フィスコ


*12:21JST 後場に注目すべき3つのポイント~値動きの軽い銘柄での短期値幅取りに

3日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・ETF買い入れ期待も、短期的には売り仕掛け的な商いが出やすい
・ドル・円は119円75銭付近、東京株式市場の弱含みで軟調推移
・シリコンスタジオ<3907>など値動きの軽い中小型株の一角には引き続き短期資金

■ETF買い入れ期待も、短期的には売り仕掛け的な商いが出やすい

日経平均は反落。40.20円安の18786.68円(出来高概算12億3000万株)で前場の取引を終えた。寄り付き価格が本日の高値となるなど上値の重さが意識されるなか、次第に利益確定の流れが強まっている。2日の米国市場ではNYダウが最高値を更新したほか、ナスダックが約15年ぶりに5000ptを回復。シカゴ日経225先物清算値は大阪比75円高の18935円となっており、これにサヤ寄せする格好から18900円を回復して始まった。

しかし、日経平均は寄り付きの18910.52円が高値となるなか、次第に利益確定の流れに向かわせる展開に。株式市場の上値の重さが嫌気される格好から円相場も円高に振れており、さらに利益確定を強める要因となった。東証1部の騰落銘柄は、朝方こそ値上がり数が1000を超えていたが、前引けでは値下がり数が全体の6割を占めている。規模別指数では中型指数のみがプラスをキープしている。セクターでは、医薬品、食料品、不動産などがしっかり。半面、鉄鋼、鉱業、証券、銀行、金属などが利食いに押される展開。

日経平均はシカゴ日経225先物高値(18985円)はおろか、清算値(18935円)にも届かなかったことから、利益確定の流れが強まったようだ。朝の外資系注文動向も若干の買い越しにとどまっていたため、上値追いは神経質になりやすかった。また、主力処は寄り付き後に早い段階で下げに転じる銘柄が目立っており、押し目待ちのスタンスに。

日経平均は一時5日線を下回る局面もみられているが、同水準では下値の固さが意識されやすい。ボリンジャーバンドでは+2σを下回って推移しており、+1σが意識されてくるようだと、18500円辺りまでの調整が意識されてくる。もっとも。TOPIXも下げに転じているなか、後場は日銀のETF買い入れへの思惑が高まりやすい。このところは年金買い観測から後場に強含みとなる相場展開が目立つ。後場寄り付き後しばらくは、先物市場を睨みながらの展開か。短期的には売り仕掛け的な商いが出やすいところであり、下値拾いのスタンスは維持しておきたい。

■ドル・円は119円75銭付近、東京株式市場の弱含みで軟調推移

ドル・円は119円75銭付近で推移。ドル・円は、東京株式市場が弱含みに推移したことで軟調に推移。ユーロ・ドルは、1.1177ドルから1.1195ドルで推移。ユーロ圏金利の先安感、ギリシャ債務問題、ウクライナ情勢への警戒感から上げ渋る展開。ユーロ・円は、134円42銭から133円91銭まで軟調推移。

12時20分時点のドル・円は119円75銭、ユーロ・円は134円00銭、ポンド・円は184円08銭、豪ドル・円は93円05銭で推移している。

■後場のチェック銘柄

・日経平均は短期的な過熱感から利益確定売り優勢の展開に
・シリコンスタジオ<3907>など値動きの軽い中小型株の一角には引き続き短期資金
・後場は仕掛け的な売買に警戒、全体相場は手掛けづらく値動きの軽い銘柄中心の売買

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

12:45 10年国債入札の結果発表

<海外>

12:30 豪準備銀行が政策金利発表(現行2.25%、0.25%利下げの可能性)
15:45 スイス・10-12月期国内総生産(GDP)(前年比予想:+1.7%、7-9月期:+1.9%)
16:00 独・1月小売売上高(前月比予想:+0.4%、12月:+0.2%)《KO》

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