MHPS、フィリピンのトンゴナン地熱発電所のリハビリ工事を受注

2015年2月17日 14:18

印刷

調印式の様子(三菱日立パワーシステムズの発表資料より)

調印式の様子(三菱日立パワーシステムズの発表資料より)[写真拡大]

 三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は17日、フィリピンのトンゴナン地熱発電所1~3号機(出力は各3万7,500キロワット)のリハビリ工事を受注したと発表した。すべての工事が完了するのは2017年2月の予定。

 今回のリハビリ工事は、同社が1981年に納入した蒸気タービン計3基を最新鋭の設計に更新するもの。フィリピンのエナジー・デベロップメント社(Energy Development Corporation:EDC)傘下の事業会社であるグリーン・コア・ジオサーマル社(Green Core Geothermal Inc.:GCGI)より受注した。据付工事はMHPSフィリピン(MHPS(Philippines)Inc.)が手掛ける。

 トンゴナン地熱発電所は、同国中部、レイテ島の港湾都市オルモック(Ormoc)近郊に位置しており、運転開始以来、34年間にわたって地域の電力需要を支えてきた。レイテ島は2013年11月に、数十年に一度の超大型台風といわれたヨランダ台風の直撃を受け、多大な被害が発生した。MHPSは今回のリハビリ工事を通じて、地域の電力安定供給に尽力するとしている。

関連記事