日経平均は大幅反落、一時下げ幅を516円まで拡大も下げ渋り

2015年1月16日 15:35

印刷

記事提供元:フィスコ


*15:38JST 日経平均は大幅反落、一時下げ幅を516円まで拡大も下げ渋り
日経平均は大幅反落。スイス国立銀行(中央銀行)がスイスフランの上限を撤廃したことによる米株安や為替相場の円高の流れを受けて、日経平均は300円近い下落からスタート。前場後半になると下げ幅を拡大し、後場に入り一時前日比516.13円安の16592.57円まで下落する場面もあった。ただ、その後大引けにかけて、日本銀行によるETF買い入れ期待や先物への断続的な買いに加え、ショートカバー的な動きから下げ渋る展開となった。

大引けの日経平均は前日比244.54円安の16864.16円となった。東証1部の売買高は27億1228万株、売買代金は2兆7143億円だった。業種別では、海運業、化学、その他製品が下落率上位だった。一方、上昇したのはゴム製品、非鉄金属、電気・ガス業の3業種のみだった。

個別では、ソフトバンク<9984>、トヨタ自<7203>、マツダ<7261>、三菱UFJ<8306>、KDDI<9433>などが軟調。売買代金上位では、ファーストリテ<9983>やソニー<6758>の下げが目立った。また、GMO<9449>、M2HD<8728>、マネパG<8732>などが東証1部下落率上位となった。一方、三住建設<1821>、三井住友<8316>、ブリヂス<5108>、三井物産<8031>、JT<2914>などが堅調。また、エーアイテイー<9381>、オルトプラス<3672>、スクリン<7735>などが東証1部上昇率上位となった。《HK》

関連記事