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リプロセル 万能細胞(ES/iPS細胞)技術を中核に事業展開
*07:39JST リプロセル---万能細胞(ES/iPS細胞)技術を中核に事業展開
リプロセル<4978>はバイオテクノロジー企業。万能細胞(ES/iPS細胞)技術を中核として、研究試薬、創薬支援、テーラーメイド医療、臨床検査などの分野で事業を展開する。
ES/iPS細胞の特徴は、ES(Embrionic Stem)細胞とiPS(Induced Pluripotent Stem)細胞は共に多能性幹細胞であり、自己複製能と各種の細胞への分化能を併せ持つことで、基礎研究から再生医療の分野まで様々な応用が期待されている。
iPS細胞事業の主力製品である研究試薬製品及び細胞製品について、研究開発活動を強化。新たに連結子会社化した、3次元培養デバイスの開発・製造・販売を手掛けるReinnervate Limited及びヒト生体試料のバンキング・提供を行うBioServe Biotechnologies, Ltd.との技術シナジーの追求による技術競争力の強化を図っている。
昨年10月には、iPS細胞事業の製品ラインナップの拡大と米国における事業展開の強化を目的に、米国子会社ReproCELL USA Inc.によってStemgentのiPS細胞事業部門を買収。StemgentはiPS細胞向けの研究試薬を製造・販売し、主要大学と大手企業を顧客に持つ、iPS細胞分野において世界を代表する実績とブランドを有する米国企業であるほか、iPS細胞分野の最先端で活躍する米国の著名な研究者と幅広いネットワークを有し、強力な研究開発体制を構築している。これにより同社グループは米国と日本において、非常に強い研究体制が構築できることになる。
2015年3月期第2四半期(14年4-9月)のセグメント業績では、iPS細胞事業の売上高は163,484千円、セグメント利益は19,080千円だった。研究試薬製品は、主力製品であるPrimate ES cell mediumを中心として、大学及び公的研究機関を中心に継続的に販売実績を積み重ね、さらに新規顧客も増加傾向にあり、売上は堅調に推移。
臨床検査事業の売上高は25,813千円、セグメント利益は5,114千円。肝臓移植や造血幹細胞移植の分野への適用の広がりを見せている抗HLA抗体検査(スクリーニング及びシングル抗原同定検査)を主力として、日本全国の100施設以上の病院から検査を受注している。《TM》
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