概況からBRICsを知ろう~上海総合指数は値下がり、前営業日まで7日続伸していたため、利食い売り圧力が強まる

2014年12月2日 10:58

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記事提供元:フィスコ


*10:58JST 概況からBRICsを知ろう~上海総合指数は値下がり、前営業日まで7日続伸していたため、利食い売り圧力が強まる
【ブラジル】ボベスパ指数 52276.58 -4.47%
1日のブラジル株式市場は急反落。主要指標のボベスパ指数は前日比2447.42ポイント安(-4.47%)の52276.58で取引を終えた。寄りの54719.47を高値に、一時52156.49まで下落。指数構成銘柄では、すべての銘柄が下落した。

この日発表された中国、ユーロ圏の製造業購買担当者指数(PMI)悪化が伝えられるなか、ブラジルの11月HSBC製造業PMIが48.7となり、9月に50を割り込んでから3カ月連続で低下したこと。また、ブラジル中央銀行の週間エコノミスト調査で、今年の成長率見通しが0.19%に下方修正されたこと(従来0.20%)などが懸念材料となり、売りの動きが広がったもよう。

【ロシア】MICEX指数 1578.38 +2.91%
1日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMICEX指数は前日比44.70ポイント高(+2.91%)の1578.38で取引を終了した。1525.43から一時1598.04まで上昇した。

4日(木)に予定されるプーチン大統領の年次議会演説を控え、商品市況の低迷などがダメージとなっているロシア経済へのテコ入れ策を示すとの期待が先行し、株高につながったもよう。また、ブレント原油先物がいったん下げ止まり、反発したことや、ロシア中央銀行がルーブル防衛に向け介入した可能性があるとの見方なども、相場の下支えとなった。
【インド】SENSEX指数 28559.62 -0.47%
1日のインドSENSEX指数は4営業日ぶりに反落。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比134.37ポイント安(-0.47%)の28559.62、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同32.35ポイント安(0.38%)の8555.90で取引を終えた。

底堅い展開を続いた後は終盤にマイナス圏に転落した。連日の上昇で足元では過熱感が強まったほか、利下げ期待の後退が指数の足かせに。7-9月期の国内総生産(GDP)成長率が市場予想を上回ったほか、11月のHSBC製造業購買担当者指数(PMI)が21カ月ぶりの高水準を記録した。なお、2日に開催されるインド準備銀行(中央銀行)理事会について、政策金利が現水準に据え置かれる可能性が高いと予測されている。

【中国本土】上海総合指数 2680.16 -0.10%
1日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比2.68ポイント安(-0.10%)の2680.16ポイントと8日ぶりに反落した(ザラバでは2720.74ポイントまで上昇し、約3年4カ月ぶりに節目の2700を回復している)。

朝高の後に下げる流れとなった。先週末までの好調地合いを継いで買いが先行したものの、上値は重く、引けにかけてマイナスに転じる。上海総合指数は前営業日まで7日続伸していたため、利食い売り圧力が強まっていた。なお、朝方に公表された11月の中国製造業PMIが下振れたことに関しては、それほど悪材料視されていない。中国経済の腰折れを回避するため、当局が景気テコ入れ策を打ち出すとの思惑につながった。《FA》

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