双日、インドのデリー~ムンバイ間貨物専用鉄道の電化工事を500億円で受注

2014年11月20日 18:07

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インド・デリー~ムンバイ間貨物専用鉄道(DFC西線)の位置を示す図(双日の発表資料より)

インド・デリー~ムンバイ間貨物専用鉄道(DFC西線)の位置を示す図(双日の発表資料より)[写真拡大]

 双日は19日、インドのラーセン&トゥーブロ社と共同でインド政府傘下のインド貨物専用鉄道公社からデリー~ムンバイ間貨物専用鉄道(Western Dedicated Freight Corridor:DFC西線)における電化工事を約500億円で受注したと発表した。対象区間は915kmで単一の鉄道電化工事として過去最大規模となる。

 これは、首都デリーと商業都市ムンバイの間に総延長約1,500kmの貨物専用鉄道を建設するDFC西線事業のうち、インド北部ハリアナ州レワリ~西部グジャラート州ヴァドーダラー間の915kmを電化するもの。本年度中に着工し、変電所(16カ所)の建設、架線の敷設などを行う。

 双日はL&T社と共同で主契約者となり、コンソーシアム・リーダーとしてプロジェクト全体を管理するほか、日本品の調達を行う。DFC西線は本邦技術活用条件(STEP: Special Terms for Economic Partnership)付きの円借款を用いて整備が進められており、同件では受注金額の約4割を日本品が占める予定で、変電機器や架線など、日本企業への多くの発注を見込んでいるという。

 両社は、2013年にDFC西線のハリアナ州レワリとグジャラート州イクバルガー間626kmの軌道敷設工事を共同で受注しており、これに続いての受注となる。

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