カゴメ、5年間保存ができる野菜ジュース「野菜一日これ一本長期保存用」を新発売

　カゴメは11日、行政や企業の備蓄需要を受けて、5年間保存が可能な「野菜一日これ一本長期保存用」を2015年2月17日に新発売すると発表した。

　東日本大震災以降、防災に関する意識の高まりを受けて備蓄食料事情が拡大している。特に被災地での野菜不足が課題で、カゴメは11年より長期保存が可能な野菜飲料の開発をすすめてきた。

　「野菜一日これ一本長期保存用」は国内で初めての野菜飲料の備蓄向け商品となった。美味しく味わえるように野菜を組み合わせて、缶蓋は腐食に強いポリエステルフィルムのコーティングをしたことで長期保存が可能になった。

　また、1本あたり、1日に必要とされる350g分の30種類の野菜が含まれ、野菜由来の栄養が手軽に補えて被災時などの健康維持に役立てるとのこと。

　本製品で、野菜の備蓄の重要性と位置付けるとともに「野菜の保存食」として展開していく。

　内容量190g。荷姿は缶で、希望小売価格は150円(税別)。販売は全国の防災卸、通販企業など。販売目標は2016年の1月までに1億円を目指している。（記事：高井ゆう子・記事一覧を見る）