今日の為替市場ポイント:米労働市場の改善傾向は変わらず

2014年11月10日 08:11

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記事提供元:フィスコ


*08:11JST 今日の為替市場ポイント:米労働市場の改善傾向は変わらず

先週末7日のドル・円相場は、東京市場では115円07銭から115円46銭で推移。欧米市場では一時115円59銭まで買われたが、114円26銭まで反落し、114円62銭で取引を終えた。

本日10日のドル・円は114円台で推移か。米労働市場の改善傾向は変わっていないとの見方が多く、ドルは114円近辺で下げ渋る見込み。

米労働省が7日発表した10月の非農業部門雇用者数は21.4万人増加した。失業率は5.8%に低下したが、賃金の伸びは引き続き弱いことから、米連邦準備制度理事会(FRB)が来年1-3月期に利上げを行う可能性は低いとみられている。外為市場ではドル売りが優勢となったが、ポジション調整的なドル売りが主体となっていたもよう。

市場関係者の間では、10月の米雇用統計がFRBの金融政策に大きな影響を与えることはないとの見方が多い。10月の非農業部門雇用者数は予想を下回ったが、20万人以上の増加を続けており、米労働市場の改善傾向に変わりはないものとみられている。

ただし、インフレ見通しについては、賃金の上昇が抑制されており、インフレ率上昇を予見できる状況ではないと思われる。FRBが利上げを急ぐ必要性はなく、米株式市場にとって都合の良い状態がしばらく続くことになりそうだ。《KO》

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