概況からBRICsを知ろう~上海総合指数は上昇、香港を経由した投機資金が本土に流入するとの思惑で

2014年11月4日 10:34

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記事提供元:フィスコ


*10:34JST 概況からBRICsを知ろう~上海総合指数は上昇、香港を経由した投機資金が本土に流入するとの思惑で
【ブラジル】ボベスパ指数 53947.21 -1.25%
3日のブラジル株式市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比681.39ポイント安(-1.25%)の53947.21で取引を終えた。54628.60から一時53053.95まで下落した。指数構成銘柄での値上がりは13、値下がりは56、変わらず1であった。

ブラジル中銀がこの日発表した週間エコノミスト調査の結果で、今年のGDP伸び率見通しが0.24%に下方修正されたことを受けて(前回は0.27%)、売りが優勢になった。なお、3日発表のブラジルの週次FGV消費者物価指数(IPC-S)は、+0.43%に低下(前回+0.49%)。10月貿易収支は、赤字11.77億ドルに拡大し、総輸出が予想以上に減少した。

【ロシア】MICEX指数 1491.19 +0.18%
3日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMICEX指数は前日比2.72ポイント高(+0.18%)の1491.19で取引を終了した。1477.19から一時1495.86まで上昇した。指数構成銘柄での値上がりは30、値下がりは19、変わらず1であった。

3日は「2月24日の祖国防衛の日」の振替休日だったが、株式市場の取引が行われた。ロシア中銀が先週、大幅な利上げを行ったにもかかわらず、ルーブル安が進行していることから、この日も輸出企業の株高が指数の上昇をけん引する形になったとのこと。

【インド】SENSEX指数 27860.38 -0.02%
3日のインドSENSEX指数は小動き。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比5.45ポイント安(-0.02%)の27860.38、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同1.95ポイント高(+0.02%)の8324.15で取引を終えた。

買いが先行した後は売りに押され、その後は狭いレンジで一進一退の展開を示した。両指数とも過去最高値を更新しており、過熱感から利益確定売り圧力がやや強まった。また、国内総生産(GDP)の先行指標といわれている9月のインフラ産業8業種の生産高が前年比で1.9%上昇し、前月の上昇ペース5.8%を下回ったことも警戒材料となった。ほかに、翌4日はイスラム教の祝日であるモハラムのため休場となり、積極的な買いは手控えられた。

【中国本土】上海総合指数 2430.03 +0.41%
3日の上海総合指数は上昇。主要指標の上海総合指数は、前営業日比9.85ポイント高(+0.41%)の2430.03ポイントと5日続伸した。連日で年初来高値を切り上げ、約1年9カ月ぶりの高値水準を回復している。

先週末までの好調地合いを継ぐ。上海と香港の「相互乗り入れ」(両株式市場の相互取引開放)解禁が秒読みに入ったとの観測が流れるなか、香港を経由した投機資金が本土に流入するとの思惑が強まっている。10月の製造業PMIが下振れしたことについては、売り材料にはなっていない。当局が景気テコ入れのため金融緩和に動くとの見方も出ている。《FA》

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