楽天グループ、「楽天モバイル」でMVNO参入、端末にはASUS製「ZenFone 5」を用意

2014年10月29日 22:04

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楽天グループのフュージョン・コミュニケーションズは、携帯電話サービス「楽天モバイル」を29日から提供開始した。写真は、端末の紹介ページ。

楽天グループのフュージョン・コミュニケーションズは、携帯電話サービス「楽天モバイル」を29日から提供開始した。写真は、端末の紹介ページ。[写真拡大]

 楽天グループのフュージョン・コミュニケーションズは29日、仮想移動体通信事業者(MVNO)方式による携帯電話サービス「楽天モバイル」を同日から提供すると発表した。

 本サービスは、NTTドコモの通信網を利用するもので、通信のほか、音声通話も可能となっている。用意されるSIMカードは、標準、micro-SIM、nano-SIMの3種類で、SIMロックフリーのスマートフォンやタブレットで利用できる。

 初期費用は3,000円(税抜)。最低利用期間は12か月で、12か月以内の解約の場合には違約金9,800円(税抜)が発生する。

 プランは、月額1,250円の「ベーシック」、月額1,600円の「2.1GBパック」、月額2,150円の「4GBパック」、月額2,960円の「7GBパック」の4種類(料金はいずれも税抜)。「ベーシック」には高速通信分はなく、通信速度は最大200kbps。それ以外のプランは、下り最大150Mbps、上り最大50Mbpsの通信が可能。ただし、毎月の高速通信分を使い切った場合や3日間の通信量が一定値を超えた場合、最大200kbpsに制限される。なお、300MBあたり100円(税抜)の追加料金を支払うことで制限を解除できる。

 通話料は、いずれのプランも20秒30円。SMSの送信料は、国内1通3円(税抜)、海外1通50円。

 端末として、ASUS製のAndroid4.4スマートフォン「ZenFone 5」を用意する。11月8日以降順次、購入者のもとに届くとしている。価格は26,400円(税抜)。

 なお同社では、11月19日9時59分まで、端末購入者などに楽天スーパーポイントを付与するなどの「サービス開始記念キャンペーン」を実施する。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る

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