カゴメ:今中間期の純利益は44%減、野菜飲料の競合激化などで国内事業が低調

2014年10月28日 10:11

印刷

記事提供元:さくらフィナンシャルニュース

【10月27日、さくらフィナンシャルニュース=東京】

 カゴメ(東1・名1:2811)が27日に発表した2014年12月期第2四半期の連結決算は、純利益が前年同期比44%減の22億円だった。国内事業が低調だったことが主な要因。とくに野菜飲料を中心とする主力の飲料事業が、消費増税による駆け込み需要の反動減や他の野菜飲料との競合激化、夏場の天候不順などの影響を受けて大幅な減収となった。

 さらに、輸入原材料の単価上昇や円安によって売上原価率が上昇したこと、海外の一部地域で天候不順による生産効率の悪化などが利益を圧迫した。

 売上高は同1%減の1028億円、営業利益は同35%減の32億円、経常利益は同34%減の36億円だった。

 通期業績予想に変更はない。(岡野学)【了】

■関連記事
カゴメ:とれたて国産完熟トマトを使用した「カゴメトマトジュースプレミアム」を数量限定発売
オリエンタルランドが上方修正、カゴメが下方修正、東電9月の販売電力量は3カ月ぶりマイナス、ローソンがプレミアム食パンを発売=21日の注目銘柄
カゴメ:14年3月期の純利益を27%減に下方修正、収益規模の大きな4-9月に飲料・食品事業が計画下回る

※この記事はSakura Financial Newsより提供を受けて配信しています。

関連記事