やや割り切りスタンスでの物色に/ランチタイムコメント

2014年10月17日 12:04

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記事提供元:フィスコ


*12:04JST やや割り切りスタンスでの物色に
 日経平均は続落。71.41円安の14666.97円(出来高概算13億6000万株)で前場の取引を終えた。世界の金融市場の不透明感がくすぶるなか、16日の米国市場がNYダウは6営業日続落。ただ、週間新規失業保険申請数や9月鉱工業生産は共に改善を示す内容となったことや、一部企業決算が好感されて下げ幅を縮めており、一先ず落ち着きがみられたことが安心感につながる格好から、買い先行のスタートとなった。
 しかし、日経平均は寄り付き直後につけた14830.67円を高値に、その後は前日終値水準でのこう着が続いている。前場半ば辺りからは戻りの鈍さが次第に意識されるなか、マイナスに転じている。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が全体の過半数を占めている。規模別指数では大型、中型、小型株指数いずれも下落。一方、ミクシィ<2121>がリバウンドをみせるなど中小型株の一角が動意をみせるなか、マザーズ指数はプラス圏での推移。セクターでは、鉱業、海運、石油石炭、水産農林、パルプ紙がしっかり。一方で、銀行、ゴム製品、医薬品、輸送用機器などが冴えない。
 日経平均は前日に空けたマド下限レベルに抑えられており、結果的には8月安値が上値抵抗として意識されてしまっている。ショートカバーというよりもポジション圧縮とみられる流れの中であり、買い戻しも意識しづらい需給状況であろう。また、上昇が目立っていたエボラ関連などの値動きも荒く、資金の逃げ足も速い状況のため、次第に模様眺めムードも強まりやすそうだ。
 市場関係者の一部では、米国市場同様、大引けにかけての切り返しが期待されているようである。しかし、ただでさえオーバーナイトのポジションが取り難い需給状況の中で、オーバーウィークのポジションは避けたいところだろう。好業績銘柄などを冷静に仕込む以外は、やや割り切りスタンスでの物色になりそうである。(村瀬智一)《FA》

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