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日本株見通し:押し目拾いのタイミングを見極めるところ
記事提供元:フィスコ
*08:32JST 日本株見通し:押し目拾いのタイミングを見極めるところ
14日の東京市場は波乱の展開になろう。13日の米国市場では、NYダウ、ナスダックともに大幅な下げとなり、S&P500指数は200日線を割り込んだ。シカゴ日経225先物清算値は大阪比505円安の14835円となるなか、幅広い銘柄に売りが先行することになろう。
また、今週は米国で決算発表が本格化してくる。JPモルガン・チェース、ゴールドマン・サックスなど大手金融機関のほか、インテル、グーグルなどが決算を予定しており、決算を受けた米国市場が不安定な値動きをみせてくると、東京市場も一段安が警戒されてくる。足元の円安一服によって業績上振れ期待が後退していることもあり、利益確定の流れが強まる一因にもなりかねないだろう。
一方、リクルート<6098>が上場する。足元の中小型株の調整などは、リクルート参戦のための換金売りとの見方がされていた。受け渡しベースでは10日までは換金売りが出るとみられていたこともあり、今週以降は、資金が還流してくることも考えられよう。大幅な下げによって値ごろ感も台頭してきており、中小型株への見直しのタイミングとなる可能性はありそうだ。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から日経平均は一気に8月安値を捉えてくる可能性がある。26週線や200日線といったボトムが期待されていた水準をあっさり割り込むことになる。オーバーシュート気味に下にブレイクしてくるが、この水準からは押し目拾いのタイミングを見極めるところとみておきたい。まずは、個人のセンチメントを計るため、ミクシィ<2121>、サイバーダイン<7779>、テックファーム<3625>、クラリオン<6796>あたりの動向に注目か。《FA》
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