香港の格付けを据え置き、デモの影響限定的=ムーディーズ

2014年10月7日 09:11

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記事提供元:フィスコ


*09:12JST 香港の格付けを据え置き、デモの影響限定的=ムーディーズ
米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは最新リポートで、香港の信用格付けを「Aa1」に、アウトルック(格付け見通し)を「ステーブル(安定的)」にそれぞれ据え置いた。民主派デモは2週目に突入したものの、香港の政治や経済の基盤は厚く、影響は限定的との見方を示した。

ムーディーズは、香港の財政剰余金が域内総生産(GDP)の36%に達する水準を確保している点に言及。資金フローの逆転にも十分に耐えうるとの見方を示した。短期的には一定のマイナス影響が避けられないものの、香港経済の柱は貿易や金融、サービス業であり、政治面の不安定化で直接の影響を受けることはないと指摘。2008~09年の金融危機でも、香港経済の抵抗力の強さが十分確認できたと解説した。

ただ、デモが暴力的な衝突にまで発展し、政府と民主派の対話が決裂した場合には、香港の格付けにマイナスの影響をもたらす可能性があると懸念。「国際金融センター」としての香港の地位を損なうほか、中国が香港に高度な自治を認める「一国二制度」についても、揺らぎが生じると危ぐした。《ZN》

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